月光の天才の逆襲【ブルーロック】 (ページ24)

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絵心「この瞬間にこそ人間は新たなパフォーマンスを

発揮し自らを更なるレベルへと押し上げる事が出来

る。つまり……他人から見れば奇跡のようなプレーは

それぞれのFLOWによって生み出されてるのだ。」

蜂楽「………………」

絵心「だがそんな簡単な事じゃない。なぜならこの世

界で人間は容易に夢中になれない。スマホ1つで簡単に

得られる受動的な夢中はいい例で確かに時間と自分を

忘れさせてくれるだろう。だがそれは能動的に獲得す

る。お前だけの夢中では無い。俺はそんなのエゴと呼

ばない。」

絵心「ゴールを決めるあの快感。新しい武器を手に入

れるあの高揚。あの喜びはお前だけのオリジナルだと

体験したお前らなら解るだろう？？あれがエゴだ。」

潔「…………エゴ」

絵心「そして青い監獄こそ垂れ流しの夢中から逸脱し

サッカーに没頭出来る人間だけが生き残れる場所。思

い出せ才能の原石共よ。ここで経験してきたことの意

味を。如何にして進化してきたのかを。自分の可能性

に夢中になってその度に強くなってここまで来た。」

絵心「小さな成功を積み重ね己を探究し世界を体験、

A達のプレーを見て己の非力を知ったお前らにと

って日本代表に勝つという目標は退屈か？不安か？」

潔「(いや、夢中になれる挑戦だ………！！)」

絵心「もう理解できるだろう？？日本代表に勝つため

の扉は決戦の日。フィールドに立つ青い監獄の11人全

員がFLOWに入る事で初めて開かれる。さぁ、準備だ

チーム青い監獄。」

絵心「この最終合宿が終わる時お前らは日本サッカー

をぶち壊す新時代のエゴイスト集団となるのだ。お前

のゴールを世界は待っている。」

潔「(やってやる、AにもU-20代表にも………世界

にも勝ってやる！！)」

潔達の闘志に火がつきミーティングが終わった

＊＊＊

あれから数日が経ちいよいよ決戦の日

A「失礼しまー……お！！」

そこにはユニフォーム姿の潔達が見えた

A「みんな似合ってる！！」

蜂楽「ありがとう〜！！」

千切「そういや、ベンチメンバーどうなったんだ？」

A「えっと、甚兄と悩んだけどこんな感じ！！」

画面にメンバーを映す

蜂楽「あれ、1234…………1人足りなくない？？」

A「なんか甚兄が1枠空けとけって」

潔「え、なんで？？」

A「分かんない」

そんな話をしていると……………

絵心「やぁやぁ待たせたな」