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にじゅうわめ ページ23

夜の約束の時間になり、皆で配信するということで、下に機材をセットしていたのでリビングに集まり始める。

「えーっと、ぷらねっとでーす」

「浦島坂田船のうらたぬきでーす」

「志麻でーす」

「前回も出ました、坂田でーすっ!」

「センラです」

「とゆうことでね、今回全員に今一番誰としたいが聞いたところ、ありがたいことに、全員自分という回答だったので、させていただきましたぁ〜!
ありがとうございます」

うらたさんから順に、浦島坂田船が名乗っていく。
そして視聴者に五人である理由と感謝を伝える。

「今回はどうしようってなってうらたさんに助けを求めたら『二十歳だろ?ならお酒飲みながらの配信でいいだろ』と、ええ案貰えまして、お酒飲みながらの配信です。
お酒飲むんは初めてやから潰れるの覚悟で飲んでいきます。
絶対誰か酔ったら下ネタゆう人おるんで、最初からそっち系も解禁してええですよ」

「取り敢えず、家にあるのはこんなもんやな」

俺が説明している間にごそっとましさんがお酒類を抱えて持ってくる。
もちろん、酔ったら下ネタゆう人って言うのはましさんとせんさんのことなのだが。
うらたさんは気付いているようだ。

「飲ものも」

「そら〜、これうまいぞ〜」

そう言ってうらたさんが差し出してきたのはほろよい。
うらたさんを見てみるとほんのり赤くなっていて、近くにはほろよいの空の缶が一本。
恐らく、俺の説明の最中から飲んでいたのだろう。
うらたさんの此れは駄洒落と取って良いのだろうか。
ほろよいでほろ酔いになるうらたさんの図だ。

「うらさん、それ駄洒落のつもりなん?
おもんな」

うらたさんの状態を見ていた坂にぃが一言。
それは俺も思ったよ、おもんなまでは行かへんけど。
その言葉を聞いたうらたさんが、さかたおまえー!と、坂にぃを追いかけ、走って行ってしまった。
その二人を呆れながら見る二人の保護者、志麻とセンラ。
センラも少しほろ酔いのようだ。
あの二人、またやってますわ。と、呟いている。
志麻はお酒に強いのか、余裕そうである。
笑いながら二人を眺めている。
うらたさんから貰ったほろよいを飲みながらその光景を見ていると、不意に肩に重さがかかり、何事かと見てみると少し顔を赤くしたセンラだった。

「どうしたんですか」

「なんでもないないですよぉ」

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設定タグ:歌い手 , 浦島坂田船 , あほ/となりの坂田   
作品ジャンル:恋愛
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ちょこ - とてもよかったです!その後話が欲しい! (2022年12月26日 13時) (レス) @page50 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
BLLike(プロフ) - わぁー二人とも、有難うございます! (2020年6月23日 16時) (レス) id: fd3e74f050 (このIDを非表示/違反報告)
凛@昆布教(プロフ) - コメ失礼します!にじゅうよんわめ、俺が話しかけるとふわふわした〜ってところ、二回ありますよ!更新頑張って下さい! (2020年6月21日 18時) (レス) id: 0b140bf78a (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - コメント失礼します!内容はとても素敵で面白いのですが文が詰め詰めで読みづらいです...よかったらもう少し余白が欲しいです!ご検討お願いします! (2020年6月10日 18時) (レス) id: 5c5c40f859 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こたつむり x他1人 | 作者ホームページ:No.  
作成日時:2020年6月1日 16時

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