俺に恋人ができるまで。

きゅうわめ ページ11

是非とも仲良くなりたいものだ。
とは考えていてもこのままでは埒が明かない。
どうしたものだろうか。
どうすればその人に辞めて貰えるのだろうか？
注意する？
その人が一筋縄ではいかない人であったら？
そうしたらすぐには諦めてくれないだろうし、俺がぷらねっとだ、って言っても信じてくれないだろう。
そうだ、ぷらねっとは実際はあんな理由じゃないから、由来を聞けば良いんだ！
はじめは、俺だって愛想笑い浮かべて、公式の由来を言うよ。
でも、本当の由来を言えと言われたら、俺は本人だし、本当の由来を言う。

「ただそれだけです」

「うん。今度俺ともコラボしてね」

「分かりました。それと、うらたさん、坂にぃ。志麻さんや、センラさん、愛妃さんには言わんといて貰えます？」

最後、寝るために二階に上がる前にうらたさんに釘を刺して二階に上がり、眠りについた。

〜就寝中〜
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朝起きると、センラさんが朝ごはん担当らしくキッチンに立っており、志麻さんはセンラさんと談笑しながら作っているのを眺めている。
二人とも流石イケメン、何をしても絵になるなぁと思っていると、センラさんが此方に気付き、おはようございます。と、朝の挨拶をしてくれ、続いて志麻さんも挨拶してくれた。
自分からも挨拶をし、志麻さんとセンラさんがご飯を作っているのを見ていると、暫く経った時にセンラさんに話し掛けられた。

「せや、センラさんとか志麻さんとか呼んどるけど、宇宙くん、言い辛いでしょ。因みに、志麻くんはほくろでええですよ」

「何で俺ほくろやねん！」

「wwwええ？？じゃあえっと
志麻さんは志麻、センラさんはセンラで呼ばせていただきます」

「それでええよな！センラくん！」

「もちろんです。あ、そろそろ出来るので全員起こして……って、全員起きてきましたね」

いきなり何を言われるかと思ったが、センラが話した内容は呼び方の問題だった。
最後にギャグを添えて発言する辺り、さすがボケもツッコミも出来る関西人だなと思っていると、志麻が息ピッタリのツッコミをする。
笑いながら呼び方を提示すると嬉しそうに笑顔になる志麻とセンラ。
そのまま俺に指示を出そうとしたところでとめて階段の方から料理している方に目を移す。
階段の方を見てみると、ぞろぞろと歌い手さん達が降りてきた。
坂にぃは相変わらず、寝癖がついている。
うらたさんはもともと癖っ毛のようで特に変わった所は無い。

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