spade joker 【兄弟スレ】 (ページ18)

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番外編『ガチギレ』ページ18

※ちょっと息抜きに書きました

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〜ある日の朝〜

【ﾀｯﾀｯﾀ】

朝の家の廊下に誰かが走る足音が響き渡り

【ﾊﾞｯ】

戦「ちょっと永夢匿って!!」

永「えっ!?」

いきなりリビングに戦兎がやって来て永夢の後ろに隠れた

するとすぐにリビングの扉がバッと開き怒号が響いた

【ﾊﾞｯ】

春「おい!戦兎兄!!永夢兄さんの後ろに隠れてないで出てきやがれ!!」

永「えっ!?春真!?」

永夢だけでなくその場にいた者がいつもと違う様子の春真に驚いた

映「ちょっと!どうしたの?」

春「戦兎兄さんが勝手に実験道具持ち出しやがったんだよ!!」

いつもは大人しく物静かな春真が怒って顔色だけでなく口調まで変わってるので他の兄弟達もどう話しかければいいのかわからなかった

ソ「戦兎兄さん…何持ち出したの?」

戦「………ﾎﾞｿｯ」

進「ごめん…聞こえなかった」

戦「アンデッドの血液…ﾎﾞｿｯ」

全「……………………」

その場にいた者達は絶句し同じ事を思った

全「(そりゃ怒るわ)」

今更ながらその場(リビング)にいたのは

戦兎・翔太郎・24歳組・総司・映司(この二人は台所)・士・ソウゴだ

翔「そりゃ怒るだろ…大体なんで持ち出したんだよ」

戦「そりゃあんな不思議な物…科学者として気になるに決まってるでしょうが」

総「開き直るな…戦兎兄さんには後で説教だ」

戦「嘘ーん」

春「別にアンデッドの血液を調べる事自体は怒ってない」

翔「怒ってねえのかよ」

士「じゃあ何で怒ってたんだ？」

春「戦兎兄さんに研究したいと言われたから『研究自体は構わないが危険だから私立ち合いのもとだ』と言っておいたんだが予定が全然合わなくてな…まさか待ちきれずに勝手に持ち出すとは」

春真は頭を抱え溜息をついた

春「そんなに実験したいなら明日は空けておくから返してくれ」

戦「はーい…」

戦兎は少しがっかりしたようだったが春真の疲れきった声と明日実験出来るというドキドキで素直に返した

春「はぁ〜」

士「大丈夫か？」

春「一応…夕方くらいまで寝る…悪いが昼飯はいらない」

春真はそう言うと自分の部屋に戻っていった

〜昼飯〜

一「そんな事があったのか」

永「春真のガチギレ初めて見たよ」

一「それガチギレじゃないよ」

全「え!?」

一「春真ガチギレしたら有無を言わさず手出すタイプだから」

全「(怖え)」

全員の心にガチギレさせてはいけないと刻まれた