記憶の欠片を拾い集めてーculminationー2

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JS｢A〜ちゃんっ｣


｢わっ｣


JS｢ごめんね驚かせて
おはよう｣


｢あぁ、おはようございます｣



謝るならやらないでくれ



JS｢今日原稿持ってきたよ
カフェ行かない？｣


｢会社じゃダメなんですか？｣


JS｢堅苦しい会議室とかで待つの嫌だし
Aちゃんが読んでるところ見たいから｣


｢集中できないんですが
まぁ、仕方ないか｣



ナムジュンさんも


読むところを見ていたいタイプだし



作家の中には

読み手の表情から


臨機応変に内容を改変する人もいるし



作家さんの役に立つなら


それが私の望みでもあるし



JS｢よしっ
最近できたカフェ見つけたんだ、行こ！｣



手を引かれ、あっという間にカフェに着く


のだが





｢何故｣



TH｢社長の俺がいてはいけないんですか｣


JS｢僕は歓迎するよー？｣



ニヤニヤしているジョシュアさんと

私の隣で不貞腐れているテヒョンア



昨日の機嫌直ってなかったっけ


と私はさっきから右往左往している




TH｢他の男と二人きりでカフェなんて
ありえない｣


｢というより、なんで知っているのかがいちばん怖い｣


TH｢社長だもん｣


｢理由になってない…｣


JS｢あははっ
まじでAちゃんなんだね
テヒョンアが言ってた女の子って笑｣


｢え？｣


JS｢ん？まあいいから
早く読んでよ｣



いや、気になるのだが…



TH｢俺らも好きにしてるから｣



そう言って原稿を押し付けられれば


読むしかなく



内容をさらさらと読んでいくと



やっぱり面白いのと

のめり込む感覚


一瞬にして読者の心を掴むような文才に



わっと感動する気分で



ナムジュンさんの小説を読んだ時と


少しだけ似ている気がした







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