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ユンギside
気怠く疼く体で目が覚めた
大好きな匂いと温かい腕の中
見上げるとまだ眠っている大好きな人
本来なら今夜帰って来る筈だったのに
俺の為に早く帰ってきてくれたヒョンに
胸が一杯になった
まだ少し情緒不安定だからか
ただ嬉しいからなのか分からないけど
ぽろぽろ涙が溢れた
A｢ん〜、ユンギ
泣かないで、大丈夫だよ｣
起きたヒョンが
優しく俺を抱きしめるから
俺も涙を零しながら
ヒョンに腕を回した
A｢身体は大丈夫？｣
｢大丈夫で、す…｣
A｢そっか、なら良かった｣
理性がある今
ちゃんと昨日のことを思い出すと
死ぬほど恥ずかしかったけど
でもヒョンになら
そんな姿さえも愛してくれるから
見られてもいいかな、なんて
A｢ふぁぁ、ジナに連絡しといたから
会社は大丈夫だからね｣
｢ぁ、すみません｣
A｢ううん、これくらいいいよ
頑張って連絡してくれてありがとうね｣
本当に大切なものに触れるように
優しく撫でられるものだから
また涙が出そうになった
｢ひょん…｣
A｢んふふ、ユンギ｣
身体を少し離され
至近距離でヒョンと目が合う
A｢昨日すごく可愛かったね
ご飯食べて少し落ち着いたら
また沢山可愛がってあげるから｣
｢っ｣
そう言ってキスをされれば
顔が爆発するくらい熱くなって
恥ずかしくてヒョンの胸に飛び込んだ
そんな俺を笑いながら抱きしめるヒョンに
大好きだな、と思いながら
そっとヒョンにキスをした
甘い甘い時間は
まだ始まったばかりだ
END
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作者名：BINA
| 作成日時：2023年10月7日 22時
