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A「お風呂溜まったよ」
「はい」
ホテルに帰ってきて
二人でソファに沈んで
一日歩き回った足を休ませて
夜ご飯も食べる気力がなかったけど
適当に買ってきたカップラーメンを二人で食べて
これからお風呂に入るところだ
A「ユンギ痩せたね」
俺の体をみて言うヒョンに
見るな、と睨みながら浴室に入る
A「散々見たのに
まだ恥ずかしいの？」
「うるさいです
ヒョンには分かりませんよ」
A「綺麗なのに」
「だからうるさいです」
後ろから抱きしめられ
腰に回った腕にドキドキする
ヒョンは知らないんだ
婚約しても、結婚しても
どんな時でもヒョンといるとドキドキするのを
そう思いながら
後ろのヒョンの胸に寄りかかる
暖かくて気持ちがいい
それに、ヒョンの鼓動も
トクットクッ
と背中に響く鼓動に
驚いてヒョンを見る
A「どうした？」
「ヒョン、ドキドキしてる」
A「ふ、当たり前じゃん
ユンギといるんだよ？」
「……」
ゆっくりと振り返り
元に体を戻す
「そっか……」
A「ふふ、何だよ〜」
俺を後ろから更に抱きしめるヒョンに
俺はニヤけた顔を隠すのに必死だった
お風呂から上がって
体を拭いて
バスローブに着替えて
二人で疲れの取れたさっぱりした体を
ベッドに投げた
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作者名：BINA
| 作成日時：2023年10月7日 22時
