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ユンギside



目が覚めるとキッチンの方からカチャカチャと音が聞こえてくる


ああ、なんか
練習生の時ぶりだなこの感じ


体を起こすとだるくて、またソファに体を沈めた



A「ユンギ、起きてんだろ
もう少しで朝飯できっから、それまでまだ寝てな」


そう聞こえて、見えていないんだろうが

Aの声に頷いて、また目を閉じた








A「ユンギ、朝飯できたぞ」


鼻を摘まれ左右にぐいぐい動かして起こされる


「ん…」


A「起きろって笑」



俺の両腕を引っ張って、ぐいっと起こされる


ダイニングテーブルまで行くと、そこには懐かしいあの朝飯が並んでいる



デビューしてからあんまり食べられていなかったこの料理をまた朝に食べることが出来たのが素直に嬉しかった


白米を口に運んで、味噌汁を飲んで

体の芯まで温める


目の前のAは日本人ならではの綺麗な食べ方で
静かに上品に食べ物を口に運ぶ



そんな食べ方も変わってねぇんだな



A「今日何時からだっけ」


「一時に事務所」


A「じゃあ送ってくよ、車借りることになるけど」


「でもマネージャー来るし」


A「あ、そっか」


いやでも、Aに送られるのもありだな



「でも、マネージャーの仕事減るなら
お前に送って貰うのもあり」


A「お、そう?」



マネージャーには連絡しておこう





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作者名:BINA | 作成日時:2022年7月12日 19時

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