気になる常連客 ページ28
まだ夢の中にいるみたいだった…
カーテンの隙間から見える明るくなりきっていない空を確認すると
二度目の眠りに就こうか、シャワーでも浴びようかと僅かに身体を動かすと
それに反応してか
んんっ…と隣から声が漏れ出し
あっという間にベッドの中へと引きずり込まれてしまった
「まだ眠てようぜ…」
かすれている声…寝起きのユンギさんはこんなにも可愛いものかと初めて知って嬉しさがこみ上げる
「それともまたする？」
なーんて意地悪気にくすくすと笑うユンギさんも全てが愛おしい
結局はその後二人して二度寝してしまい
せっかくなら朝ごはんでもと思っていたのに
慌てて出て行くユンギさんを玄関まで見送ることしかできなかった
「また来るから、な？」
顔に出ていたのだろうか…
ユンギさんは優しい言葉を残し
彼女と一緒に住む家へと戻って行った
そんな後ろ姿を見つめていたら
どうしようないくらい
ぐっと胸の奥が苦しくなった
ユンギさんは私のものじゃない…
そんなの百も承知
それでもいいと言ったのは私なのだから
疲れた羽根を休みに止まり木に止まっただけのこと
そう自分に必死に言い聞かした…
TH「最近…ユンギヒョン来ませんね？」
○○「まっ、いいことなんじゃない？」
TH「そっかぁ！彼女さんと上手くいってるってことか…あっ、ご、ごめん…」
『いや、何で謝るんですかっ、』
TH「だって、好きなんじゃないの？」
○○「えっ、そうなの！？」
ソクジンさんとテヒョンさんは知らない。
あれからユンギさんはソクジンさんのお店には顔を出さず
彼女が留守にする時間のほとんどを
私のアパートで二人で過ごす
そんな日々が密かに続いていた
なれというのは怖いもので、すっかり罪悪感も消え掛かったある日
「この家狭くね？」
『えっ？うん、まー』
二人でいるには少し窮屈な気もする…でも実際は一人暮しには十分な1K
「お前が良ければだけど、ウチに来るか？」
思ってもないことだった…
『で、でも…彼女さんは？』
「別れようと思ってる…」
待ちに待った言葉だった…
でもなぜだろう
手放しで喜べないのは
「お前は俺が好きだろ？」
もちろん、私はユンギさんが今も変わらず好き。
でも、じゃあ…ユンギさんは？
私を一度も好きと言ってくれないユンギさん…
彼女を手放してまで私といる意味を知るには
そんな勇気はまだ持ち合わせてはいなかった…
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ままさん。(プロフ) - ssk413さん» あやふやな結末ですみません(ｰｰ;)次はこんなのが読みたいと思ったらまた是非トライさせて下さい。こちらこそリクエストありがとうございましたm(_ _)m (2018年6月10日 12時) (
レス) id: 50153dd64f (このIDを非表示/違反報告)
ssk413(プロフ) - 面白かったです！ありがとうございました！！ (2018年6月10日 11時) (レス) id: 09a8b21a1e (このIDを非表示/違反報告)
ままさん。(プロフ) - レモンさん» 久しぶり（笑）リクエストありがとね。では、順番で(^_^)今構想を練ってる最中なので、しばしお待ちを… (2018年6月6日 15時) (レス) id: 50153dd64f (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - ままさん。さん» 下の方と似ちゃうんですが…グクとその妹(主人公)とのイケナイ関係が見たいです！ (2018年6月6日 15時) (レス) id: 799e716483 (このIDを非表示/違反報告)
ssk413(プロフ) - ままさん。さん» ありがとうございます！楽しみにしてますね！えーっと、イケナイ系でお願いします笑笑 (2018年6月4日 19時) (レス) id: 09a8b21a1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ままさん。 | 作成日時：2018年3月9日 0時
