181話 ページ41
「私は、ここにいる」
大樹「は…?」
「私、2回も銀時の事裏切っちゃったんだよ。もう銀時の傍にいる資格、私にはないんだ」
大樹「そんなの関係…「大好きなの」…」
「銀時が大好きなんだ」
「だからこれ以上一緒にいたら私はまた銀時を傷つけてしまう」
私のことを1番に心配してくれた。
私のことを好きって言ってくれた。
私のことを助けてくれた。
でも私はそんな銀時の優しさを踏みにじった。
銀時よりも晋助を選んでしまったんだ。
私は最低な人間だ。
目に涙が浮かぶ。
大樹の前では泣きたくないのに、
私の目から大量の涙が溢れ出す。
「ご、ごめっ…」
私が必死に涙を拭うと
大樹「…」
「っ!?」
大樹が私の体をぎゅっと抱きしめた。
大樹「…好きだよA」
「………え?」
今なんて…?
大樹が、私を好き?
「わ、私も大樹が好きだよ」
大樹「そうじゃない!!」
大樹の腕に力が入る。
大樹「ずっと好きだったんだ…!初めて会った時からずっと…」
「…」
大樹「…でも銀時がAのこと好きだって分かってから諦めた。俺は銀時には勝てない、Aを銀時以上に幸せにすることはできないってね」
「そんなこと…」
「俺は強くなりたかった。だからここに来た」
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作者名:みかん。 | 作成日時:2019年2月23日 21時