170話 ページ30
坂田「…………おれは正真正銘、坂田銀時だ」
「…なら、よかった」
Aはそう言うと沖田と一緒に行ってしまった。
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土方「おい、一口だけでもいいから食え」
「…いらない」
あれから3日が経った。
Aは飯を一口も食おうとしなかった。
今までは1日で急激に成長していったAだったが、あの日からぱたりと元に戻らなくなってしまった。
土方「また食わなかったぞAの野郎」
沖田「余程ショックがでかかったんですかねィ…」
土方「ったく、いつになったら戻んだよ…」
坂田「…………………なぁ」
土方「あ?」
坂田「夜は俺が行ってもいいか」
土方「…」
沖田「いいんじゃないですかィ?土方さん」
土方「…………何かあったらすぐ言え」
坂田「悪ィな」
.
.
坂田「A」
「………坂田…?」
坂田「お前なー3日も飯食ってねぇんだって?」
「…」
坂田「俺が来たからには全部食ってもらうからな」
「…相変わらず食に関することには厳しいのね」
坂田「ったりめーだろ」
俺はそう言って鉄格子の間からパンを手渡す。
坂田「食え」
「…いい」
坂田「お前な…」
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作者名:みかん。 | 作成日時:2019年2月23日 21時