【鬼滅の刃】モブですが何か？？？2

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「そうか…伊之助は…？」
「伊之助さんも一時危なかったんです」

「伊之助さん、すごく状態が悪かったの。毒が回ったせいで、呼吸による止血が遅れてしまって」と、泣きながらアオイちゃんが話す

『アオイちゃんハンカチいる？』
「薬品でも嗅がされるんですか？」
『……………ん？』

ねぇちょっとそれは流石に酷くないっすか姉貴…

まぁ一時危なかったとは言うものの、所詮それは昔の話
実際の所、彼は1週間前にお目覚めで今は元気に騒いでいるらしい(とアオイちゃんから愚痴られた)
バケモンだな(バケモンだな)


「そうか…じゃあ…天井に張りついてる伊之助は俺の幻覚なんだな…」

………えﾞ
天井に張りついてる…？？

皆が一斉に上を向くと、確かに天井に張りついてる猪頭くんが目に入った

「うわーッ！！」
「キャアアッ！！どうしてんの！？」

驚き叫ぶ皆をお構い無しって感じで炭治郎のベッドに降りてきた…いや落ちてきた彼は、「俺はお前よりも7日前に目覚めた男」と自慢しだした


「良かった…伊之助は…すごいな…」
「へへっうふふっもっと褒めろ！そしてお前は軟弱だ！心配させんじゃねぇ！」


あっこれ自慢に見せかけた心配じゃね？
ツンデレかよ可愛いなコイツ

にしても、1週間前まで意識不明の重体だったくせに私より元気じゃん
猪頭くんマジでどうなってんの…？？？(困惑)


ちなみにきよちゃんによると、猪頭くんは"ミツアナグマ"という外国のイタチと同じらしい
獅子に噛まれても平気な分厚い鎧のような皮膚に、毒が効かないから毒蛇も普通に食べると…

しのぶ様がそう吹き込んだらしいけど、随分と適当だなオイ


そしてそのイタチの話を聞いた猪頭くんは、腕を組んでこう言った

「つまり俺は不死身ってことだ！」
「『いや違うだろ馬鹿じゃねーの』」
「誰が馬鹿だコノヤロー！」
『え、お前』
「まぁそれ言い出したらAは阿呆だよな」
『ぶん殴んぞ斉藤』
「誰が斉藤だ俺は後藤だよ！！！」




(その後、3人仲良くしのぶ様に怒られた)
(もう私、絶対病室で騒がない)
(そう即決するレベルで怖かった(真顔))

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