ヤンキーに愛される星の下に生まれました【東京卍リベンジャーズ】 (ページ10)

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灰谷ページ10

3日ほどすると、体の調子は元に戻った

変わったことと言えば、ワカが恨めし気に修二を見ていて、それに対して勝ち誇ったような笑みを浮かべているのが気になるが

そして、抗争が中止になったのにもかかわらず、『曼荼羅』の解体が告げられた

その理由は灰谷兄弟が総長、副総長をフルボッコにし、病院送りどころか冥界送りにしたかららしい

よって、灰谷兄弟が六本木のトップとなった

我々は新宿のトップだから、奴らと戦うこともあるだろう

少し前に見た現実味のある悪夢を思い出して、ぞっとした

その時は、私が何とかしないと＿＿私が奴らを、

ブワッと鳥肌が立って我に返った

今のは、、何？

体の中に沸き上がった、『何か』、、、『衝動』＿＿？

今の鳥肌は自分に対してだ。自分で自分が恐ろしく感じた

ハハッ、と乾いた笑いを零す

これは何としてでも、制御しないと、さもないと＿＿＿＿

ふとあの悪夢が思い出されてまた体が震える

、、、一旦、忘れよう

イ「＿が、って、A！？」

ハッと我に返った。そうだ、学校で二人と話してたんだった

コ「何で、泣いてんだよ？なんかあったのか、俺でいいなら聞くから、泣くな。」

ポロポロと涙を流す私にオロオロと構う二人

二人の優しさが身に染みて、尚更ブワッと泣き出してしまった

コ「ちょッ、、イヌピー！お前またなんかしたのか！？」イ「今回はしてねぇ！！」

今回はって前はしたのかー！と怒り始めるココ。そんなココから逃げるイヌピー

A「ねぇ、二人ともぉ、、ずっと一緒にいてくれる？私の前からいなくならないでくれる？」

ぐすっ、と鼻をすすりながらそう問いかけた

コ＆イ「「あったりめーじゃん！」」

イ「寧ろ、俺らの方がそれ言いたいくらいだ。な、ココ？」

プンプンと怒ってココに話を振る

コ「ホントそれな！抗争に巻き込まれて死んじまったらって、マジで心配してんだぞ。」

イ「ホラ。つーわけで、『曼珠沙華』に入れてくれるよな？」

、、そうきたか

けど、流石に今回はこっちから縋ったんだし、、

A「、、いいよ。その代わり、絶対に死なないこと！約束だから。」

そして、茜色に染まる教室で私たちは指切りし合った＿＿