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刀鍛冶の里[その3] ページ2

Aside



気づいたら布団の中で眠っていた。
襖を挟んだ、隣の部屋から声が聞こえてくる。




炭「2人とも凄いですね!」





蜜「そうかな?今日はそんなに食べてないけど」





杏「うむ!良い食べっぷりだ!!呼吸を極める事も
  大事だが、食べて体にエネルギーを蓄える事も
  また強くなる為に必要な事だ!
  竈門少年も沢山食べると良い!!」





炭「はい!!」
 




こうして襖越しに杏寿郎の声を聞くだけで温泉の出来事が蘇り、顔が赤く染まる。





""ガラッ!!""





伊「おい、いつまで盗み聞きしているつもりだ。」





え!?なんでバレた!?





伊「起きてからの気配がうるさすぎだ。(ネチネチ
  戦う者として気配がうるさいとは情けない」





『うぐっ』





伊黒さんの話が長い。伊黒さんの後ろで座っている杏寿郎を見ると目があった。が、あからさまに晒された。





杏「夕食も食べた事だ!少し鍛錬してくるとしよう!
先に失礼する !!」





『あ!待って杏寿ろ...』





追い掛けようとしたが既に遅かった。私が部屋を出た時にはもう居なくなっていた。





""惨めだな...""





ふとあの日、杏寿郎が呟いた言葉が蘇る。





『...私、嫌われたのかな』





炭「嫌ってはいないと思います!!」





『ふふっ、炭治郎ありがとう。お世辞でも
 ありがたい。少し外の空気に当たってくるね。』





惨めな自分を見られるのが嫌で、逃げるように夜の街に向かった。



ーーーー



森の中、1人木刀で素振りをする杏寿郎。




"ボソッ"
「不甲斐ない。」





握りしめた木刀には血が滲んでいた。

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設定タグ:煉獄杏寿郎 , 煉獄さん , 鬼滅の刃   
作品ジャンル:恋愛
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Azukizansu(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございますヽ(´▽`)/完結出来るよう頑張ります!! (2021年2月2日 20時) (レス) id: 9ac09cc0ed (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - まさかの急展開に驚いています!!これからどうなっていくか楽しみです!これからも更新頑張って下さい! (2021年1月31日 23時) (レス) id: 89f8187042 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カルビ丼 | 作成日時:2021年1月29日 0時

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