#天月 欠けていく。 ページ15
*
天「ぁ、月...」
貴「満月かぁー...ふふっ、綺麗だね〜」
季節は真冬。
白くなった自分の息を見ていたら、
ふと目に入った真ん丸のお月様。
綺麗で、大きくて。
でも、遠くて。
天「...」
貴「？？
どしたの？天月くん」
そんな遠い月を眺めていたら、
隣にいる彼女も、いつかいなくなってしまう気がして。
気付けば、握っていた手を、更に強く、握っていた。
天「、ごめん」
貴「ううん、天月くんからは、あんまりそーゆーことしてくれないから...なんか嬉しかったよ？」
そう、だっけ。
んー。まあ言われてみれば...そうかも。
天「ごめん、もうちょっとがんばる」
貴「ふふっ、無理しなくていいよー」
そう言って彼女は、手を離して、少しだけ走って振り向いた。
貴「......」
天「、なに？」
僕が聞くと、彼女はなんだか頬を膨らませた。
貴「なーんで追いかけてこないのっ」
え...あぁ...追いかけてほしかった...？
天「ごめんごめん、今いく」
もー、なんて言ってむくれる彼女に走って追い付く。
彼女の頬を膨らませた姿は可愛いから、今度から少し
悪戯してみよう。
貴「ねえねえ天月くん」
天「ん？」
貴「月、今日は満月だけど、明日からちょっとずつ欠けていくんだよね...」
天「んー、まあ、そうだね」
ほんとは、欠けるんじゃなくって、影がつく部分が大きくなってくってだけなんだけど。
まあそんな細かいことはどうでもいっか。
貴「なんか、儚い...ね」
そう、真ん丸の月を見上げてこぼすその横顔は、
とても寂しそうで、それでいて綺麗で。
でも、なんでだろう。
嫌な予感がしたんだ。
__彼女が亡くなったのは、その次の日のことだった。
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れいら - ゆり梨@さん» そうだったんですね！あああ頑張らなきゃっ...！ありがとうございます！ (2017年10月26日 7時) (
レス) id: 182fd1e3b9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり梨@(プロフ) - 私も中学生の時に学校で合唱コンクールがあったので懐かしい…！！ベストを尽くして頑張って下さい！ (2017年10月25日 23時) (レス) id: a7cddd0be7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり梨@(プロフ) - 大丈夫でしたよ！私の所はふつーに学校がありましたw進路から結構それてた方でしたけど風だけはやばかったです(；・∀・)合唱コンクール前に休みが入るのは嫌ですよね。。。台風のバカヤロー！！ (2017年10月25日 23時) (レス) id: a7cddd0be7 (このIDを非表示/違反報告)
れいら - 学校が休みになりました(タイミング的に最悪です)！ゆり梨さんは大丈夫でしたか？また台風来るらしいですけど...wまあ雨好きなので良いんですけどねww (2017年10月25日 19時) (レス) id: 182fd1e3b9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり梨@(プロフ) - 台風大丈夫でしたか？(；´∀｀)今更なコメントで申し訳ないです（汗） (2017年10月24日 20時) (レス) id: a7cddd0be7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいら あずき x他2人 | 作成日時：2017年7月12日 18時
