Another World (ページ14)

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日づけをまたぎ、気づけば21歳最後の日がやってきた。やり残したことはないだろうか。
一生に一度の21歳を悔いなく終わりたかった。

ノートを見返すとやり残したことだらけのページがでてきてやみそうになった。

そこにはこれでもかというくらい「恋人としたいこと」が描きこまれている。

いわゆる、夢ノートというやつで
最近みた恋愛映画に感化されたわたしが主人公のマネをして小さな叶えたいことを書き連ねたものだ。

たとえば、夜景を一緒にみる。とか、鴨川を手をつないで散歩する。とか。お誕生日を祝う、祝ってもらう！花火を見に行くとか、海外旅行にいく！そうだなぁ、ヴェネチア！！いきたい！…さすがに無理かな？なんて詳しくごちゃごちゃと。

ヒミツね、とか言って親友にこっそりみせてあげると若干引かれたけど、わたしは21歳でも22歳になっても、これからも夢見て生きていきたい。

その方が同じ人生、楽しく過ごせると思ってるから。

小さなことに夢みて、ひとつひとつ叶えてく。
叶ったら全力で喜んで、ありがとうって感謝する。

それがわたしの想う、カッコイイ生き方。
曲げたくないんだ。
笑われたって、なかなかそんな小さなことが叶わなくたって。

バカみたいにいつもまっすぐ生きていたい。

・

今年も「お誕生日を祝ってもらう」は叶いそうにないけど。

夢や希望を捨てることは、とりあえずやめておこうとおもう。

いつか分からないけど、
そろそろ味わいたいけど、

いつか叶ったらきっと泣いちゃうくらい
喜んでやる！しあわせって笑ってみせる。

きっと神様はみてるはずだから。

諦めないで、

ばかばかしくなっても、

わたしと関係ない誰かを比べたりしないで、

誇れる生き方で今を生きる。

そしてそれがきっと、

いつかのわたしのしあわせに繋いでくれる。

だから

「Happy Birthday to me」

わたしと、

わたしの今を大切に、素敵に生きる。