検索窓
今日:2 hit、昨日:10 hit、合計:239,655 hit

・夢主ちゃん ページ35

わがままでもなんでも言っていいから。

その言葉で心が軽くなった。

今の私の本心。

“会いたい”


その一言を言うのにどれだけ勇気を使ったかわからないし、多分声は震えていた。

だけど、渉はすぐこっちに着てくれて、
ほんとに渉がいなきゃダメなんだなって思う。

なんて事を考えてたら


ピンポーン

渉かな?

『…はーい、

ガチャッ

渉…!』

玄関を開けた瞬間抱きしめられた。

「A大丈夫か?」

って聞いてくれて。

『ん、、大丈夫だから、取り敢えず中入って。』

「ん。」


〜リビング〜


「ほんと大丈夫か?」

『大丈夫だよっ、私は全然!』

嘘。
ほんとは今に泣きそうなのに。
アンチコメが頭から離れないくせに。
昔とおんなじような感じで怖いって思ってるのに…。

「…ギュー!

大丈夫だから、大丈夫だから、俺には本当の姿だしていいからね?絶対Aの事嫌いにならないから、ね?ずっとAの側にいるから…」

そう言って、抱きしめながら背中を叩いてくれた。
その瞬間、なにか溢れてきて

『うっ…うう…うっくうっ!

怖かった…、また、、昔みたいになるっ、て思うと、、苦しくて…、ひっく、こわっくて…、
で、もっ誰にも言えなくてっ…怖い、のに、くるっ、しいのに、、うわぁぁぁ!』

渉の胸の中で子供のように泣きじゃくった。
その間も渉は引いた目で見る事もなく、ただただなにも言わず、背中を叩いてくれていた…。
そのリズムが本当に心地よくて、、安心して…

「…Aはなんでも溜め込みすぎ、一家の長女だからって我慢しすぎ、俺の前ではそういうの関係ないから…Aが在りたいようにいればいいから…な?
なにも気使わなくていいからな?
…今のうちに好きなだけ泣いていいから」

『うっ、うわぁぁぁ!
うっ…うぅ…』

疲れた…やばい眠い…。

夢の世界へ連れて行く前に

「これからは俺がちゃんと守るから…」

って声が聞こえた。

・U side→←・Uside



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (117 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
295人がお気に入り
設定タグ:うらたぬき , 激甘 , 歌い手
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あゆみ(プロフ) - ゆきこさん» ありがとうございます!!これからも頑張りますね! (2018年3月11日 20時) (レス) id: ae5beeab76 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきこ(プロフ) - 凄く!ドキドキします!お気に入り登録しました! (2018年3月11日 16時) (レス) id: e5cd4b3def (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ(プロフ) - 黄色い猫さん» わぁぁ!ありがとうございます!!精一杯頑張りますね!w (2018年1月19日 20時) (レス) id: fce5cd8f03 (このIDを非表示/違反報告)
黄色い猫(プロフ) - 13位おめでとうございます!!これからも頑張ってください (2018年1月19日 20時) (レス) id: 775496283f (このIDを非表示/違反報告)
りヴぃおゅ - 次の小説を、できればで良いんですがユウチュウバーのすずしょうとと言う方々の物語を書いていただけたら嬉しいです!! (2017年12月31日 11時) (レス) id: a0ee473c59 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あゆみ | 作成日時:2017年12月11日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。