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Aside
翌日…登校した私は…一枚の張り紙の前で立ち尽くしていた
『校内での暴力事件と男子生徒への危害』
っていう学校的には不祥事を起こした隼人は、新年度のしょっぱなから5日間の停学処分を受けることになってしまった…
A「私の…せいだ…」
その時…始業前のチャイムがなる
隼人とはあのまま先生に連れて行かれて昨日は話すチャンスがなかった…こんな気持ちのまま5日間も会えないなんて耐えられるか!
学校から飛び出した私は…隼人の家に向かう
A「隼人〜!」
息を切らして隼人の家にたどり着き、そのままインターホンを押す
相変わらずでかいなこの家!
応答がない…めんどくさがってんのかよ
A「隼人〜!有馬隼人〜!」
右の方から窓の開く音がした
有馬「声デカすぎ」
いつものポーカーフェイス、高画質すぎだろ、メガネかけてねぇのに
A「…私…私やっぱり隼人が好きっ!」
隼人が目を見開いた
A「昨日は私のために怒ってくれてありがとう…!」
振られた瞬間からずっと辛かった…
忘れることも考えた…でもこんなにはっきりしている“好き”という気持ちをこのまま胸の中だけに抱え続けることはまずできないし…
A「あのさ…私まだ諦めないから!振られても…頑張るから〜!」
言っちゃったぁぁ
A「あの…じゃあそれだけなんで…」
周りを見ずに歩き出す…どの瞬間
A「うわっ!」
車止めブロックに躓いて派手にすっ転んでしまった
A「いったぁぁ!」
有馬「…ぷっ」
派手にすっ転んだ私を見て隼人は大爆笑している
有馬「あはははははっ!」
声デカすぎって言ったくせに…
A「失礼します…!」
まじではっずい…
有馬「A!今年も一年…よろしくな!」
私が好きになった笑顔だ…
A「…うん!」
あと一年…今は親友でも…未来の可能性はゼロではない
これから頑張るぞ〜!
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作者名:あやっち | 作成日時:2022年12月22日 17時