私は……【青葉城西】 (ページ47)

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ʬ( ´･֊･` )ʬ

A side

岩「……嘘だろ」
花「あぁ。強がらなくていいんだぞ。」
『……』
松「俺だったら、そんな大変なの引きづらないとか無理。いつまでも根に持つ」
国「……そうですね。俺が言うのもなんですけど、そういうのって、いつまで経っても消えないものだと思います」
及「……辛かったでしょ。今までそんなことも知らずに、沢山傷つけたよね。ごめん。謝って済むことじゃないけど、ごめん」

こんな反応が欲しかった訳では無い。けど、実際はその通りだから、何も言えない。し、そうやって声をかけてくれる優しさが長らく触れてこなかったもので。
なんで、この人たちは、こんなにも暖かくて、優しいんだろう。どうやって育ったらこんなふうになれるんだろう。
こんな、優しい人達に囲まれて。私は、幸せだな。

『ｳｯ……ｸﾞｽｯ……』

今までためてた、飲み込んできた涙が、溢れ出す。
そこで初めて気づく。
あぁ、自分、辛かったんだ。こんな長い間そんなことに気づかないって、とんだ大馬鹿者だ。
しかも、気づかせてもらうって。

長い間。ほんとに長い間。時間にしてみると、1時間近く(あらー←)。涙は途切れることなく流れてきて。自分、こんなに泣くことできたんだって呆然と思って。みんなはただただ泣いてる自分に声をかけることも無く、静かに寄り添ってくれていた。

『……すみません。こんな泣いてしまって』

落ち着いたのでいうと、

及「全然大丈夫☆むしろ、辛かったらいつでも泣いて？Aちゃんは溜め込みすぎ」
花「そーそ。言ったろ？もっと俺らを頼っていいんだよって」
『……そうですけど』

誰かに頼る、自分の弱さを見せるなんて、してこなかったことで。

松「いきなりはい、そうですかって出来ないだろうけど、少しずつ、な？」

心の中を読んだのか、言われる。

『……はい』
及「はい！じゃぁ、終わり！Aちゃん、話してくれて、ありがとね。話したくなかったことだったと思うけど、話してくれて、嬉しかった！」

……ほんと、こういうとこだよね。いつも顔がいいことばっか言ってるけど、この人のモテる要因は、こういう、素直な所にあるんだろうな。

『……こっちも、話して、少し、スッキリ出来ました。…………ありがとうございます(ﾆｺｯ)』
3年「え、」
他((((それはずるい))))
『それじゃ、おやすみなさい！』

慣れないお礼を言ったことごちょっと恥ずかしくて、急いで部屋を直ぐにでる。