─いらない記憶─【ジャン】 (ページ10)

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どういう事·····。

『ミカサ·····これって』

「·····」

状況は見ただけでほぼ分かる。
おそらくガス切れで壁を登れないのだろう───。

そして塔には巨人が群がっているから近づこうにも近づけない。

ミカサ「エレンは？」

ア「僕達！訓練兵34班〜··ミーナ・カロライナ──

·····エレン・イェーガー·····

以上5名は自分の使命を全うし壮絶な戦死を遂げましたっ！！！！！！」

.

嘘だ·····。
あんなやつが？そんなにすぐ死ぬやつか？本当に死に急いでしまった────？

「アルミン·····今は感傷的になっている場合ではない」

『·····！』

「A···本部に群がる巨人を排除すればガスを補給して皆は壁を登れる···違わない？」

『···そうだけど、いくらミカサでもあの数は無理だと思うけど』

「できる···私は強い！あなた達よりも強い！！すごく強い·····ので、私はあの巨人共を蹴散らすことが出来る！！」

「たとえ1人でも·····～出来なければ死ぬだけ···戦わなければ勝てない」

『···あんた1人じゃない、私も行く』

ジャン「ったく·····残念なのはお前の言語力だ」

サシャ「やーい！腰抜け！弱虫！！阿呆！！！！」

驚いた。
ミカサにこんな力があるなんて───。

『にしてもミカサ·····早すぎる』

ア「いいや、ガスを吹かしすぎている！！」

『あのままじゃ···機動力が無くなる』

ｶﾞﾀﾝｯ

『ミカサ！！』

ア「Aは先頭行って！！！僕はミカサを！！」

『でも！』

ア「君しか託せない···みんなを本部まで導いて！！」

.

私は先頭を行きみんなを本部まで連れていくことになった────。