─いらない記憶─【ジャン】 (ページ5)

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ジャンは────。

『あの、ジャン·····』

「うわ、、び、ビビった·····。」

『ごめん、あのさ立体機動の使い方がわかんなくて』

「おう、貸してみ？」

『あ、ありがとう』

こんな根暗みたいな私にもちゃんと使い方を教えてくれた。

普通かもしれないけど私にとっては嬉しかった。

昔から周りに怖がられてた私はいつも1人で間違ったことを良く教えられていた。

『···いつも1人だと思ってた』

私はいつの間にか大好きな仲間たちがそばに居るっていう認識さえもできるようになって嬉しかった。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

？「おい！！！！」

『·····？なに』

？「おまえ、いつも1人で楽しいのか？」

『·····私には【楽しい】が分からないから』

アルミン「ち、ちょっとエレン！！失礼だよそんなストレートに、」

『····アルミン···だっけ？さっきアニが呼んでた』

アルミン「ア、アニが、？！あ、ありがとう！！！」

ミカサ「行こうエレン」

「待てミカサ·····おいAって言ったか？お前もっと自分に自信持てよ」

『·····』

エレン「お前が思ってるより周りはお前を必要としてる」

ミカサ「·····エレンの言う通り。あなたの戦力は役に立つ。もっと深めないと」

.

初めて·····言われた。

自分を必要としてくれる人がいること。
自分が役に立つということ。

嬉しくて嬉しくて、頭が熱くなった────。

『·····ありがとう』

ミカサ/エレン「おう/うん」

またひとつ·····たった一つだけど私にとっては大きな第1歩だ。