苦手だけど憎めない水上くん

お風呂　※誤字訂正 ページ24

水上「A。」






「あ、」





水上くんがお風呂から上がってきた。






今日はちゃんと服を着てくれている。







水上「なんか声してたけど、誰かいんの？」




「あ、ううん、




鶴崎くんに電話してた…」






水上「……へぇ。」




お、怒ってる…？




何か悪いことしたかな…。






水上くんは冷蔵庫を開けてプリンをとった。







「あっそれわたしの！」





水上「もーらいっ」





パク








「あぁ…」



水上「へへ、うまーい」





水上くん、笑った…。



水上「食べ物如きでうらむなよー」






ほんと、水上くんって分からない。




怒ったと思うと笑顔になるし









『それは、恋だよ』






さっきの鶴崎くんを思い浮かぶ。









　







水上「…さっき鶴崎になに話したの。」





水上くんが私の隣に座った。





ソファで重みを感じる。





「うーん、ひみつ。」




水上くんはふふっと笑った。









水上「相談なら俺にしてくれ。








Aに頼られないの寂しい。」









え…。




「そ、そ、それはどういう」




水上「さあ、どういうことでしょう〜」






水上くんはわたしの頭をポンとおきながら






おやすみ、とつぶやいた。









体が熱い。







明日気まずい_____!!

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