(転スラ×)優しい邪神と一匹のスライム･Part3(クトゥルフ神話)

『第103話 完全回復薬』＊リムル視点 ページ20

＊リムル視点＊

前の話が終わった後､俺は道なりが一緒だったのでミリムとAは今度は幼ちゃんを連れて､シュナの制作工房の方へと向かっていった。

Aは笑顔で
「またね」と手を振って扉を閉めた｡
あぁ…好きだなぁ……と考えてました｡

まぁ､ミリムがペイル､シュナにも懐いてくれて助かった｡

A達を俺が送ると俺はある所へと歩いていく､そこにはカイジンも来てるらしいからな｡

これから視察に向かうのは貴重な魔道具何かもある場所だ｡

ミリムを連れていくのは不安だからな。
そう思うと俺は森の方へと歩いていった｡

ヴェルドラが封印された洞窟へ行くと､
入口にはカイジン､とガビルがいた。


「リムル様」
「お待ちしておりました」

『よく無事だったな､お前……』

「いや､なに回復薬のおかげです」


そう言いながら､俺とカイジン､ガビルは洞窟の奥へと向かっていった。
ミリムのボディーブローをくらったガビルを治したのは現在研究中の回復薬だ｡
当然､研究しているのはガビルでない｡
そういうのが得意な人物に任せている。

俺たちが奥へと行くと､1つの扉を見つけた｡
扉を開くとそこには後姿のあのベスターがいた｡


『よう､調子はどうだ？ベスター』

「これはリムル様､カイジン殿」
「よくぞいらっしゃいました」


ベスター､俺やカイジンを罠に嵌めようとした
イジワル大臣だがその顔にかつての様な険しさはなかった｡


「こちらが最新の回復薬です」

そういうと､俺は机の上に乗り｡
その回復薬を体内に入れる｡


「どうでしょうか……」

『……俺(大賢者)が作ってるのと同じだ』

「ということは……？」


一同額から汗を流す。
間が空いた､瞬間俺は言った。


『完全回復薬(フルポーション)だ』
『やったな､ベスター』


と言うと､カイジンはベスターの肩を叩き
ガビルは飛び跳ねて喜んだ。

元々､一本気な気質なのだろう
過去を反省し研究に没頭する､
ベスターは信じられる｡

笑ってベスターと話せる､カイジンの器のデカさにも頭が下がるが､今のベスターならカイジンとも仲良くやっていけるだろう。

……というか､二人の話が盛り上がって終わらない。


『じゃあ､あの､俺先に帰るね……』

「では､お供しましょう！リムル様」


そういうと、ガビルは俺を洞窟の外まで送り届けてくれた。俺はガビルに感謝して洞窟に戻るガビルを送っていた。

さぁ帰るぞと思った､次の瞬間

((ボゴｵｫｫｫ

と火柱が上がった。
何があったし。

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