少女ハンターは霞の使い手 その参

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「それなりの実力者と戦おうと思ったら、最低30分は堅を維持しないとお話にならないわよ!次キルア!」
「よし」

キルアも練をした。最初の内は大丈夫そうだったがだんだんキツイ顔になっていく。

2分後

「ぶは!」

キルアも2分で膝をついた。


「キルアも2分ね。次はアズミ!」
「うん」

アズミも始めた。

(この子はとっくに堅が出来ている。何分出来るか……)

ゆっくり腕を動かしながら考える。

5分後

「はー…流石に」
「アズミは5分ね」

5分後でダウンになった。

(なんだか全集中の呼吸”常中”みたいだったなー)

鬼の様に強くなれる特殊な呼吸法・全集中の呼吸。それを24時間、起きている時は当然の事。寝ている時もする全集中の呼吸”常中”を体得する修行をアズミは思い出す。

(最初の頃は今の堅みたいにすごく苦しくって耳がドックンドックンしたからメチャクチャ怖かったよなー心臓が飛び出ちゃうかと思ったよ)

ちなみにアズミはその時の事を師匠に話すと「そんなわけないでしょ」と無表情でツッコまれた。こうして3人は纏の応用技・周で岩山の突貫工事。その後は堅の修行をする。

そして1か月後

ドッ

硬で殴られるゴン。しかしゴンはギリギリ堪える。3人とも30分経過することが出来たのだ。そのおかげで今日から実践修行に入る。

「堅！｣

3人はすぐに堅をする。

「この状態はわかりやすく言うと攻撃力50、防御力50。つまり攻防力50と言われる状態なの｣

ちなみに硬は100か0の状態。強化された部位は100だがその他の部位は0。そして普通にオーラを纏っている状態は攻防力10といったところ。しかし堅の状態でいくら戦ってもダメージは与えられない。
この場合どうするべきか。答えはこれ。キルアとアズミが答える。

「凝を使う｣
「拳とかに集めたら効きそうだよね」
「正解！｣

状況に応じて攻撃力と防御力を加減する。これが攻防の基礎だ。

「右手！攻防力70！全体30！！ハイ！おおよそでいいからやってみて｣

これもけっこうキツイ。さらには組手もやる。

「全体の攻防力50。この状況が戦闘において基本の型。攻撃の瞬間に右拳の攻防力70、全体を30に変える！攻防力の変化、これを｢流｣と呼ぶ。｣

凝の「オーラを移動させて集中する」行為を素早く行う、集中する量を意識的にコントロールする技術だ。これをスローで組手をする。(そのせいで遊んでるようにしか見えない)。物凄いスピードでの組手は2週間後だ。

系統別修行!なのに…→←応用で組手！

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