葉月 おまけ ページ20
僕の名前はにっかり青江。
にっかりと笑った女の霊を斬ったからその名が付いたんだ。
今は夜。現在僕は一期一振以外の粟田口十振りと共に屋敷内を歩いている。
なんでも秋田藤四郎がお化けを見たんだそうだ。
そこで鯰尾藤四郎の提案で幽霊退治戦隊を結成。僕は緑として共に幽霊を探しているのだが…
最初の幽霊は鶴丸さん。幽霊の声かと思いきやこんな時間に懸垂をする同田貫。
しかも後970回もやろうとしていた。更におつまみを作っている次郎太刀、
こんな時間に洗濯する歌仙。今まで会ったのは彼らのややこしい行動だった。
どうやら秋田藤四郎の見間違いの様だ。それを薬研に言おうとした時だ。
「にっかりさん」
「………平野か」
「平野、見つけたのか?」
「どこに行ったんだ?」
今度は平野だった。
「こっちです」
平野に連れられ、僕と薬研、厚は歩く。すると
ふわ…
「ひ!」
とうとう出たか
「さあ…正体を見せなさい。」
刀を構え、幽霊に言う。そして現れたのは
「あれ?青江さん?薬研くんと平野くん、厚くんも」
「小通連!?」「小通連さん?」「何でこんな時間に?」「こんな所にいるんだよ？」
小通連だった。小通連は「こっちのセリフだよ!」と言い始めた。
「さっきからヒソヒソ声が聞こえたり、パタパタと小走りする音が聞こえたから
どうしたのかな？って起きたんだけど。犯人は皆だったの?」
つまり僕たちが起こしてしまったようだ。
「悪いな。起こしてしまったか」
「実は秋田がお化けを見たって言っているんです!」
「え!お化け!?」
当然小通連は驚いた。
「それで僕たちは幽霊退治戦隊を結成したんだけど、全部違っていたよ」
そう…。全部違っていた。
「という訳で幽霊は居なかった。秋田藤四郎の見間違いだったんだよ」
「それじゃあ安心ですね」
僕の言葉に小通連も安心していた。
すると鯰尾が「ついに幽霊を捕まえました!」と機嫌よく現れた。あんな罠で捕まるんだな。
「あぁ!僕が見た幽霊です!」
罠にかかった幽霊を見て秋田が答える。やっと捕まったんだな。さて幽霊の顔を拝見。
「江雪左文字じゃないか!?」
正体は江雪だったのだ
「何やら私が騒がせてしまったようで」
小夜左文字と厠に行ったが最近やった部屋替えのせいで帰れなくなったそうだ。
下ろそうとしたが「結構です」と断られる。彼の腕には小夜がぐっすり眠っていたのだ。
こうして任務達成したのだが…
「お休みなさい」
(10)
「お休みなさい」
(11…Σ!?)
11人いる!!?
まさか本当にいたのか!?
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時雨 - 凄く面白いです！続き楽しみに待ってますね(*^^*) (2016年12月17日 23時) (
レス) id: bb18c895b3 (このIDを非表示/違反報告)
シアトル(プロフ) - 面白かったです！続き楽しみにしてます！♪( ´θ｀) (2016年12月5日 13時) (レス) id: 93e9cd7354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AYA | 作成日時：2016年11月20日 21時
