文月 その三 ページ12
「日焼けはお肌の敵」
「じゃあ何で海に来たんだよ!」
そんな清光に安定はツッコんだ。
「お前の付き添いに決まってんじゃん？俺がいないと寂しいくせに」
その言葉に安定と小通連はキョトンとした。
「清光君優しいね」
「へえ、それはありがとう。じゃあ僕たち海に行くから…ちょっと付き合ってよ!」
「ほら早く!」
「ちょっと待って！せめて日焼け止め塗ってから！」
安定と小通連に引っ張られ、清光は慌てる。…そして
『アチアチアチアチ!!』
皆と同じく声をあげた。
こうして皆はそれぞれ海を楽しんでいる。
「ワシはあの島まで行ってみるぜよ!」
そう言って陸奥守は見事な泳ぎで少し離れた島まで行った。
そして近くにいた前田、平野、秋田、五虎退は海水を被り、せき込んだ。
「皆大丈夫!?」
それを見た小通連が心配そうに話しかけた。
「小通連さ〜ん」
「しょっぱいです〜」
「錆びそうな味です〜」
「なんで〜?」
皆は小通連に言った。とりあえず小通連はその理由を教える。
「しようがないよ。塩って元々海水からできるんだから」
『えぇ!?Σ(ﾟДﾟ)』
その事実に藤四郎兄弟はビックリするのだった。
すると浦島は「そっかー！竜宮城でも探すかー!」と愛亀、かめきちに話しかけていた。
「浦島さん、亀さんとおしゃべり出来るんですねー」
「かめきち君なんて言っているの?」
秋田と小通連が話しかけたのだが…
「だめだー」
『?』
「全然伝わってないやー」
どういうことなのかと思った小通連と秋田。浦島はかめきちとお話しできないようだ。
しかも逃げられた。浦島は「どこに行くんだよーー？」と追いかける。
「………お話しできてなかったね」
『……はい』
思わず呟く小通連。秋田達も頷いた。ちなみにかめきちはどこに逃げたのかというとだ。
「Σか〜め〜っ!?」
「Σかめきちー!!」
『Σえぇ!?』
鯰尾に咬みついていた。そのことに小通連達は驚く
「鯰尾くん！」
「小通連!亀が!!(汗)」
「なんで咬まれたの!?」
小通連は青ざめる鯰尾に話しかけた。
「砂山に穴を掘っていた」
骨喰はなぜ咬まれたのかを説明する。鯰尾と骨喰は砂山に穴を掘っていたのだ。
『お!届いた！握手!この感触、これも思い出だな』
砂山に穴が開通した。鯰尾は骨喰と握手したのだが…
『俺はまだ手を入れていない』
『え?』
骨喰は手を入れていなかった。じゃあ何に触れたのか。
『じゃあ、何を触っちゃってんの？』
そして穴から手を抜くとかめきちだったそうだ。
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時雨 - 凄く面白いです！続き楽しみに待ってますね(*^^*) (2016年12月17日 23時) (
レス) id: bb18c895b3 (このIDを非表示/違反報告)
シアトル(プロフ) - 面白かったです！続き楽しみにしてます！♪( ´θ｀) (2016年12月5日 13時) (レス) id: 93e9cd7354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AYA | 作成日時：2016年11月20日 21時
