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12-初めまして※ ページ36

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𝑌𝑜𝑢-𝑠𝑖𝑑𝑒









いた。


先客がいた。


しかも、男子。




終わったっ.........









「あ...開けるの手こずってたから......

 どうぞ」


『え、あ、ありがとうございます』









教室に入るように促され、そそくさと中に進む。


そこには、机と椅子がそれぞれ4組ずつ置かれていた。


その内の右から二つ目、要するに窓から二つ目の椅子が少し後ろに引かれている。


ここ、座ってたのかな。




......なんで端っこじゃないの。


凄く微妙な所に座られている......




どこに座るべきか迷った挙句、左から二つ目、要するに廊下から二つ目の席に座った。


座ってから私は思った。


......なんで窓際行かなかったんだろう。




時々、自分で自分の事が分からなくなる。


横の男子にも変な人って思われてないかな......




チラッと左を見ると。


さっき持っていた本は閉じられていて、代わりに目が合った。









「あ、えっと.....

 同級生、だよね」


『えっあ、はい。

 今年1年生です』









彼も目が合って気まずいのか、少しおどおどしながらそう訪ねてきた。









「えっと、おr...私は、夏油傑です。

 これからよろしくね」


『あ、AAです、よろしくお願いします』


「うん、よろしく」









お互い流れに乗って自己紹介をし、名前を知る事ができた。




夏油傑くん......


同級生には見えない体だな.........




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作者名:しゃけむすび | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年12月24日 5時

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