私、神様なんだ (ページ3)

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お話＿2 ページ3

私が怯えていても構わず服を引き裂く勢いで引っ張る興奮しきった妹。

妹の大声が聞こえたのだろうか、
両親がドタドタと足音を鳴らしてドアを開ける。

恐怖で涙を流す私の元に父親が来る。
母親は妹と私、そして元凶と言えるであろう王冠を引き剥がした。

『…っはぁっ…ぅ』ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

安心感からの涙も押し寄せて来てしまい泣き続けてしまう。

「…っ…んぇ、あ？お姉ちゃん…？ど、どしたの？？」

やはり王冠を見てない時だろうか
優しくおしとやかなアリエがいた

少しのハプニングが落ち着いた時には
私の涙も止まっていた。

王冠のことについて聞こうとした時
母親は先程の妹の様子からして見ている時の記憶が無いという事を悟ったのだろう
妹に席を外すよう命令した。

アリエは少々驚いた後、何かやらかしてしまったのだろうかと心配になったのかオロオロし始める。
「え、なんで、でしょうか…？」

hh「…貴方に言うべきことの無い事なの。理解してくれることを願うわ。」

母親はそう冷たく言い残すと
アリエが部屋を出るまで黙りこくる。
アリエも流石に理解したのであろう、
静かに部屋を後にした。

・・・・・・・

私 A・グリーン
妹アリエ・グリーン
母クレア・グリーン
父ガリ・グリーン