私、神様なんだ (ページ4)

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お話＿3 ページ4

アリエが部屋から出たのを確認すると
母親は突然こう言い放った。

hh「A…。貴方はこの王冠を見てどう思うかしら？」

そして先程アリエの様子を可笑しくさせた王冠を突き出される。
勿論先程の事があったからか、とても恐ろしく、いや、怖く感じる。

『…こわ、いです』

少し上擦ったがハッキリと、そう答えた。
そんな私を見て母親が少し口角をあげたのを私は見逃さなかった。

なんなの？

この王冠はなんなの？

なんで本心で思ってること、

考えていることが

表にすぐ出てしまうのだ

怖い

ただただ

怖い

とてつもない恐怖感に襲われる。

父親も母親と同様口角を怪しく吊り上げる。

なんなんだ

＿A、貴方は家にある本を読んだことが無いでしょう＿

＿それはね＿

＿本に全て書いてあるのだけれど、Aにはまだ＿

＿＿＿難しいみたいなの＿＿＿

＿でも＿

『"私が役に立てる"…？』

hh「えぇ。これを被るだけで良いの」

tt「これを被るとね、Aは神様になるんだ」

『…は…？』

急にそんなこと言われても

何を言ってるのか

あまり理解できない。

否

理解したくない

『神様…？』