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156、決戦まで、 ページ5

「禰豆子!!」

ガシ!!

炭治郎は倒れた禰豆子を抱きしめ直ぐに後ろに下がる。

累はそれを見て固まった。

累の後ろにいた姉の鬼はこの時困惑する。

だって禰豆子は鬼なのだから……

「禰豆子……禰豆子!兄ちゃんをかばって……ごめんな………」


ぶるぶると手を震わし、それを見た累は言った。


「兄妹か?」


「だったらなんだ!!!!」


「兄妹……兄妹………妹は鬼になっている………でも、………一緒にいる。

しかも、兄をかばった……ッ………………本物だ………本物の絆だ!?」

累の言葉に焦る姉鬼


「累!!姉は私よ!!お願いだから捨てないで………」


その瞬間吹き飛んだ首。


「うるさい………黙れ!!結局、お前らは自分の役割を果たせなかった。いつ、どんな時も」


「まッ待って……私はちゃんと姉さんだったでしょう………挽回させてよ」


「だったら、今、山の中をうろちょろする奴らを殺してこい!」

累の声に姉鬼は黙って首を持ち去っていく。

そして、累が炭治郎に言った。


「坊や……話をしよう……」

炭治郎と累がはなす中、善逸の元には蝶が舞う。

胡蝶しのぶが来たのだ。

先程、凛月のカラスに言われ来たのだが、

確かに重傷者ばかりだった。

「もしもし!!呼吸を使い……毒の巡りを遅らせるなんてさすが、凛月さんですね……大丈夫ですか?」

しのぶが善逸に話しかけ、

凛月と義勇が先を急いだ。

凛月は月を見上げ、顔を歪める。


義勇はそんな彼女の方を振り返りいった。


「知り合いの鬼か?」

彼女は悲しげに笑う。


「そうですね……知り合いというより、
弟のような存在でしたねッ………」


「弟?」

「今回の鬼………累は子供の姿の鬼なので、………」


「十二鬼月か?」

「ええ………下弦の伍です…………記憶を辛くて消してしまった悲しい子です…………」

「でも、………斬らなきゃ……だからこそ………解放しなければ行けない………」


彼女の言葉に義勇が頭を撫でる。


「安心しろ…………俺がそいつを斬る…………」


「ありがとう……ございます………でも、私も戦いますよ………だって、帰らなければいけませんから……」

彼女は笑い前へ行く。そして、決戦の時はもうすぐだ。

157、竈門兄妹の覚醒→←155、本物の絆



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設定タグ:鬼滅の刃 , 愛され , 宇髄天元   
作品ジャンル:アニメ
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mayumi(プロフ) - KATさん» 月華の剣士シリーズでは凛月ちゃんは杏寿郎を・・・救済しますよね? (2020年1月3日 0時) (レス) id: 58f715f8f9 (このIDを非表示/違反報告)
宇髄天元の四人目の嫁 - アアアアアアアアアアアありがとうございますスススススススス作者様(文才の神様)の益々のご多幸を切にお祈り申し上げまスススススススス (2019年11月2日 10時) (レス) id: 8067fa906f (このIDを非表示/違反報告)
KAT(プロフ) - 宇髄天元の四人目の嫁さん» コメントありがとうございます!初の番外編という事で日を跨いでしまいましたが、よろしくお願いします (2019年11月1日 3時) (レス) id: f2fa7b9b77 (このIDを非表示/違反報告)
宇髄天元の四人目の嫁 - 誕生日なので鬼滅学園の番外編お願いします! (2019年10月31日 17時) (レス) id: 8067fa906f (このIDを非表示/違反報告)
宇髄天元の四人目の嫁 - アアアアアアアアアありがとうございます!!!!!!!!!!!!!! 今日も、出来れば頑張って欲しいです! 我が儘言ってすいません!!! (2019年10月23日 16時) (レス) id: 8067fa906f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:KAT | 作成日時:2019年10月21日 7時

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