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時間とは残酷で、気が付けばデート(仮)当日。着ていく服で悩んでいてそんなに睡眠はとれなかった。そりゃ私だって女の子だ。少しでも可愛いって思ってもらいたいもん。
ワンピースにしようと思ったが、脚なんて出せるかと自分にブチ切れたので、膝くらいまでのスリットの入った黒いロングスカートと、袖の部分がレースになっている白のオフショルダーにした。オフショルダーっつっても、そこまで肩出ないやつだからなこの野郎。
慣れないメイクを終わらせた時には、待ち合わせの1時間前になっていた。
そろそろ出ないと遅れてしまう。わくわくした気持ちを抑え込み、私は家を出た。
「凪砂さんもう来てるかな…」
待ち合わせ場所は、秀越学園最寄り駅の噴水前。もう来ていたらどうしよう…そんな事を考えながら少し速足で歩く。噴水近くまで行くと、見慣れたふわふわした白い髪の毛が目についた。もう来てらっしゃいました…そうだよね向こうは多分車だもんね…
「おはようございます凪砂さん！ごめんなさい、お待たせして…」
「…あ、おはよう。ううん、大丈夫。あれ？」
凪砂さんは私をまじまじと見つめてきた。私の顔に何か付いているのだろうか。それとも、髪型変かな？
「どうかしました？」
「…ううん、いつも制服姿しか見てなかったから、少し新鮮でね」
「確かにそうですね。私も凪砂さんの私服姿、初めて見ました！」
凪砂さんはシンプルな白いＴシャツの上にカーキ色のシャツを羽織り、灰色のスキニーとチョーカーみたいなものをしていた。センスありすぎてどうしたらいいんですか、目のやり場に困ります。
「あの、その…カッコイイ…です」
「…フフッ、ありがとう。Aさんも可愛いね」
「えっ！？あ、ありがとう…ございます」
そんな風に微笑まれて、可愛い なんて言われたら照れるしかないですよ凪砂さん…
私は自分でもわかるくらいに顔を真っ赤にした。いつもなら私が凪砂さん向けて言っている言葉。それを逆に本人から言われると、途端に恥ずかしくなる。その一言を言われたかったってのもあるけど、まさか本当に言ってくれるとは思ってなかったです…。今日心臓持つかな…
「…大丈夫？顔赤いけど」
「大丈夫です！ご心配なさらず！さて、行きましょうか」
「…そうだね。今日はよろしくね」
なんて、また天使のような微笑みをしてくださった。ありがとうございます…。
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蒼月°(プロフ) - エルさん» ありがとうございます！更新物凄く遅いですが、頑張ります！！！ (2021年7月2日 0時) (
レス) id: 100244ef32 (このIDを非表示/違反報告)
エル(プロフ) - すごく面白かったです！続き楽しみにしてます (2021年6月29日 2時) (レス) id: 519c259dd3 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月°(プロフ) - 水斗さん» はじめまして！嬉しいお言葉ありがとうございます！仕事の関係もありまして、本当にたまにしか更新出来ませんが頑張らせていただきます！ (2021年5月2日 1時) (レス) id: 5479b67d21 (このIDを非表示/違反報告)
水斗 - このお話とっても好きです！これからも続けて下さい！応援してます！ (2021年4月30日 18時) (レス) id: 276e527073 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月°(プロフ) - kazu-mochiさん» ひえっ…こちらこそ更新遅くなってしまい申し訳ないです…ああああ嬉しいお言葉ありがとうございます…是非是非！！！！もう色々とありがとうございます… (2021年4月24日 23時) (レス) id: 5479b67d21 (このIDを非表示/違反報告)
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