水族館デート(？) ページ12
「え？」
「だから、これあげます！行こうとしたんですけど、私その日予定入っちゃって…せっかくなら誰かにあげた方がいいかなって思って！」
夏休み真っただ中、私は可愛い可愛い後輩のあんずちゃんとカフェでお茶をしていた。
前に夢ノ咲学院に何度か足を運んでいるうちに知り合い、それからこうして2人で遊ぶ事が増えていた。もう可愛いったらありゃしない…なんで私の周りにいる後輩はみんなこうも可愛い子達ばっかりなのだろうか…
話は戻るが、そんなあんずちゃんは私にとある紙を2枚渡してきた。そこには
「水族館ご招待券…？」
「そうです！2枚あるので、是非凪砂先輩と行ってみたらどうかなって…」
「え？私が？凪砂さんと？え？ま？」
「先輩落ち着いてください」
水族館に行けるのはいい。でも、あんずちゃんはなんて言った？凪砂さんと？一緒に？水族館？え？
私が軽く放心していると、あんずちゃんはとどめの一撃を食らわせてきた。
「あ！凪砂先輩OKみたいですよ！日付はこっちで決めていいって返事きましたよ！」
「まってあんずちゃん君は何をしているんだい？準備早すぎないかな???」
なんと、あんずちゃんが既に凪砂さんに連絡をとっていたのだ。いつの間に連絡入れてたのよ。なんで私の後輩こんなに有能なの？こんなところでそのスキル発揮しなくていいんだよ？お姉さん死んじゃうから。
「よかったですね先輩！凪砂先輩とデートですね！」
「あっ…うん…私が死んだら骨は拾ってね…あんずちゃん…」
「先輩気を確かに」
机に突っ伏す私をよそに、あんずちゃんは運ばれてきたケーキを頬張っていた。そんなところも可愛いわ許した。
その日はケーキを食べ終えると別れた。帰り際に「ちゃんと凪砂先輩に連絡してくださいね！後でA先輩から連絡いくと思いますって言っちゃいましたからね！」って言い残していった。これはもう逃げるっていう選択肢はなくなった。私は一人、頭を抱えながら帰路についた。
その日の夜、ちゃんと凪砂さんに連絡をとった私は、無事デート(仮)の日付を決めることが出来た。私の命日はすぐそこだ。命日まで残り2日である。
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蒼月°(プロフ) - エルさん» ありがとうございます！更新物凄く遅いですが、頑張ります！！！ (2021年7月2日 0時) (
レス) id: 100244ef32 (このIDを非表示/違反報告)
エル(プロフ) - すごく面白かったです！続き楽しみにしてます (2021年6月29日 2時) (レス) id: 519c259dd3 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月°(プロフ) - 水斗さん» はじめまして！嬉しいお言葉ありがとうございます！仕事の関係もありまして、本当にたまにしか更新出来ませんが頑張らせていただきます！ (2021年5月2日 1時) (レス) id: 5479b67d21 (このIDを非表示/違反報告)
水斗 - このお話とっても好きです！これからも続けて下さい！応援してます！ (2021年4月30日 18時) (レス) id: 276e527073 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月°(プロフ) - kazu-mochiさん» ひえっ…こちらこそ更新遅くなってしまい申し訳ないです…ああああ嬉しいお言葉ありがとうございます…是非是非！！！！もう色々とありがとうございます… (2021年4月24日 23時) (レス) id: 5479b67d21 (このIDを非表示/違反報告)
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