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「もうすぐ体育祭だね!A!!」

「うん!そうだね!!」



季節は巡り私は2年生になって今は5月



もうすぐ体育祭がやってくる。

今はグラウンドで体育祭の練習中

イベント好きな凛はかなり気合が入ってる







あれから3ヶ月ぐらい経って
紫耀君とは相変わらずだけど
永瀬先輩とは本当に関わらなくなってしまった


学校で見かけることも少なくて
どうやら最近は授業をサボってることが多いらしい


たまにすれ違うことはあるけど目が合うことはない
先輩はこっちを見ようともしない。



やっぱりその程度だったんだ。
ただの暇つぶしの後輩。

先輩はきっとそう思ってたんだ。




考えれば考えるほど悲しくなる


ああもうこんなこと考えんのやめよ!!


気合い入れるために頰を叩く









「お、A。気合い入ってんじゃん。」

「紫耀君!!」

グラウンドの近くで練習をしてた紫耀君が来た。

「おでこ、出してるんや。」

「うん。暑くて。」

「へえ、かわいいやん。」

そう言ってペチっと私のおでこを叩く

「わっ!なにすんの!!」

「いや、なんか触りたくなって。」

「変態」

「ちゃうわ」

そうしてわーきゃーしていた


「そういえば、Aはなに出るん?」

ふと紫耀君が私に尋ねる

「わたし騎馬戦!」

「へえ上乗る人?」

「そうそう!!すごいでしょ。」

「すぐとられそうやな」

「ひどーい。そんなことないもん。
紫耀くんは?」

「俺はリレー。アンカーなんよ。」

「え、すご!!」

「ちゃんと見といてや?」

「うん。見てる!!」

「ははっ。ありがとう。頑張るわ。」

そう言うと紫耀君は照れたように笑って




「じゃあ今日はすき焼きでもつくったる。」

「わーい!やった!!高いお肉ね。紫耀くんの奢りで」

「いやなんでや」

「ふふ」

「怪我、せんようにな?」

「ありがと」


そう言って私の頭を優しく撫でて紫耀君は去って行った

紫耀君はほんとにいつも私のそばにいてくれる。

家に来てご飯作ってくれたり、ほんと世話焼きなお兄ちゃんみたい。

でもそんな紫耀君のおかげで
私はいま頑張れてるんだ。


走っていく紫耀君の背中を見ながらそんなことを考えていた。









この体育祭で一波乱が起こることを
まだ誰も知らない

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Next - 続きが楽しみです!更新、頑張ってください!! (2019年7月28日 18時) (レス) id: cf1942b956 (このIDを非表示/違反報告)
千晃(プロフ) - #かのんさん» お返事遅れてすみません、ありがとうございます!!更新遅くてほんとすみません、、 (2019年1月19日 18時) (レス) id: 541a949c76 (このIDを非表示/違反報告)
#かのん(プロフ) - 最近、元彼の平野くんを発見して、おもしろくてキュンキュンしたので、先輩。も読まさせていただいています。紫耀くんと廉くんのライバル感というか、お互い素直になれない不器用さが大好きです。更新頑張ってください。応援しています。 (2018年9月10日 20時) (携帯から) (レス) id: f71de401a4 (このIDを非表示/違反報告)
千晃(プロフ) - ★MIKA★さん» 頑張ります!ありがとうございます! (2018年8月13日 7時) (レス) id: 541a949c76 (このIDを非表示/違反報告)
千晃(プロフ) - めいなさん» ありがとうございます! (2018年8月13日 7時) (レス) id: 541a949c76 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:千晃 | 作成日時:2017年12月20日 1時

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