能力 246 ページ48
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目の前には、目が覚めるほどの青空が広がっていた。
Aは及川に吹き飛ばされたのち、そのままヘソ天決めつつ頭の中で反省会をしていた。
｢あーー………｣
｢いっててて……｣
隣では派手に手を狙われ、剣をぶっ飛ばし負けてしまった日向が両手をヒラヒラ冷やしながら休んでいた。それを見ながら、冷たいポカリを差し出し、話しかける。
｢痛そうだね｣
｢すっげー痛いです！！大王様パワーあるのに手ェばっか狙ってきて………握力が欲しい……｣
及川さんはきっと、パワーがあるのに、ではなく、パワーがあるから手を狙った。力が強ければ一撃が強く重くなる。日向の素早さと底抜けた体力を考えて、長期戦を避けたいなら尚更だろう。
そして、その及川さんは、今現在進行形で影山と数十分にも渡るぶつかり稽古をしていた。
｢飛雄っ！反応遅い！！｣
ガァン！！！
｢っ！！！｣
｢ほらほら、次行く、よっ！！｣
ガキン！ジャキンｯ！！！！
｢はっ、、まっ……！！｣
ガｯ、ガゴｯ！！！
｢遅い遅いｯ！！！｣
ｶﾞｯ、ガシャンｯ！！！！
影山の剣が大きな音を立てて及川に飛ばされる。
影山は派手に後ろに飛ばされ、尻もちをついて、息を荒らげながら睨むように及川を見上げている。逆に及川はまだ余裕があるのか、見下し剣をビシリと真っ直ぐ突きつける。
あまりの迫力と威力にAと日向は何も言えずただ見ることしか出来なかった。
しかし、その表情も直ぐに和らぎ、やれやれとため息をつき、らくるりと振り返るとこう閉めた。
｢………はい、飛雄の稽古終わり｣
｢なっ、もう終わりですかｯ！｣
｢十分相手してやったでしょ！24分！24分もだよ！！休憩しろ、単細胞バカ！｣
先輩の言うことなので無下には出来ず、ぐぬぬぬと悔しそうに顔を歪める影山。及川は仕方なさそうに見下げながら首筋に流れる汗を拭った。
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サヤカ(プロフ) - いちばん、大好きです。こんなにも読み返した作品今までにないです。心無い言葉ではなく我々の感謝に目を向けてください。応援しています。 (2022年10月19日 16時) (
レス) @page50 id: 61500f37b5 (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊蒼 - すっごく面白いです！友達にもおすすめしちゃった！！ (2022年9月22日 17時) (レス) @page50 id: 9b1ede6104 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - ずっと応援しています！最高に面白くて、毎回更新されてないかなぁと見に来ていました！次回作、本当におめでとうございます！！とても読みやすくて、本当にHQ作品の中で一番好きな作品です。何回も読み直させてもらっています。次回作も楽しみにしています！ (2022年6月15日 16時) (レス) @page50 id: 68bcf78704 (このIDを非表示/違反報告)
甘納豆(プロフ) - 油揚げさん» いつもコメントありがとうございます。新作のコメントも読ませて頂きました。しかし、悲しいことに無意味な低評価が多くメンタルにも影響がありそうなので作り直させて頂きました。いつも本当にありがとうございます🙇♂️ (2022年5月18日 8時) (レス) id: f85dcebcdc (このIDを非表示/違反報告)
油揚げ(プロフ) - 更新ありがとうございます！！！めちゃくちゃ嬉しいです！！！ (2022年4月19日 9時) (レス) @page48 id: b66c454432 (このIDを非表示/違反報告)
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