能力 222 ページ24
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岩泉とAは白裏に祭の許可をこじつけ、生徒会室を出た。彼女の迫力も凄かったが、何よりここまでのことを一人で回してしまう手際の良さに岩泉は舌を巻いた。
｢お前、スゲーな……ほんと｣
｢いやいや、まだ喜ぶのは早いですよ岩泉さん。さっさと協力者の説得を始めましょう。Sに近い人達は岩泉さんに任せました。私はとりあえず聞いてくれそうな人達に猛アタックしてみます。｣
｢おう、任された｣
こればかりは、Aひとりではどうにも出来ない。Aは確かに目立っているが、どう曲がってもDランクなのだ。Sの人たちがそう簡単にはなしを聴いてくれるはずがない。
「まだ、これからだ」
Aは自分に言い聞かせるよう、小さく呟いた。
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「祭をするぅ！？」
久々の会議室に、黒尾の大きな声が響いた。
「はい！開催日は日曜。それまでに準備をしないといけないので、手伝ってください！」
「え？馬鹿なのカナ？日曜に？祭？？？」
「Aさん、さすがにそれは………」
旧闘技場横の会議室に着くと、Dの面々がいたので早速祭の話をしたら、これである。まあ、そりゃそうだ。
「どうして急に祭なんかを？」
茂庭がおずおずと手を挙げながら問いかける。Aは待ってました！と言わんばかりに説明をした。そして理由を聞いた彼らは大きなため息を吐くと額に手を置いた。
「なんで、そこで祭に飛ぶんだよっ！」
「依頼解決に必要なんですよ！！」
「それは、分かったから！！！」
黒尾とテンポのいい会話をしながら、Aは「……まぁ」と説明を続ける。
「本音を言えば、これを機に、学校の恒例行事を増やしたかったんです。」
「…………学校の？」
この龍堂学院の大きな行事といえば、
あとは莫大な範囲から出題されるテストのみ。
せっかくの高校三年間、もっと青春したいじゃないか
「いわば、これは、出張版学園祭！」
Aの言葉にみんな思わず黙り込んだ。
こいつ、頭大丈夫か、と。
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サヤカ(プロフ) - いちばん、大好きです。こんなにも読み返した作品今までにないです。心無い言葉ではなく我々の感謝に目を向けてください。応援しています。 (2022年10月19日 16時) (
レス) @page50 id: 61500f37b5 (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊蒼 - すっごく面白いです！友達にもおすすめしちゃった！！ (2022年9月22日 17時) (レス) @page50 id: 9b1ede6104 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - ずっと応援しています！最高に面白くて、毎回更新されてないかなぁと見に来ていました！次回作、本当におめでとうございます！！とても読みやすくて、本当にHQ作品の中で一番好きな作品です。何回も読み直させてもらっています。次回作も楽しみにしています！ (2022年6月15日 16時) (レス) @page50 id: 68bcf78704 (このIDを非表示/違反報告)
甘納豆(プロフ) - 油揚げさん» いつもコメントありがとうございます。新作のコメントも読ませて頂きました。しかし、悲しいことに無意味な低評価が多くメンタルにも影響がありそうなので作り直させて頂きました。いつも本当にありがとうございます🙇♂️ (2022年5月18日 8時) (レス) id: f85dcebcdc (このIDを非表示/違反報告)
油揚げ(プロフ) - 更新ありがとうございます！！！めちゃくちゃ嬉しいです！！！ (2022年4月19日 9時) (レス) @page48 id: b66c454432 (このIDを非表示/違反報告)
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