能力 198 ページ49
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大将優を先頭に、Aたちは月島の誘導で白布たちが闘っていると言う場所に走って向かった。
足を動かし進むと、木々が茂り、目的の場所に近づくにつれ、ザワザワと心が逆撫でされるのが分かった。この先に何かある。
｢っ、いた！！｣
一番に岩泉が叫んだ。
そこには傷だらけになりながらも必死に闘うリエーフと山形の姿があった。しかし白布の姿が見えず月島はゾクリと不安で震える。
｢リエーフ！！！山形さんっ！！｣
岩泉に続いてAが叫ぶ。
その声に気づいた二人は心底驚いた様子だが、襲いかかる蛇たちへの手は止めていなかった。
｢白布は！？｣
Aの問いかけに山形の顔が歪むが、切羽詰まりながらも答えてくれた。
しかしその答えはあまりにも残酷だった。
｢………っ、連れ去られたっ！！｣
｢……えっ？｣
気の抜けた声を漏らしたのは月島だった。
無理もない。あの時必死に叫んで月島を送り出してくれたのは紛れもない白布なのだ。その彼が連れ去られたとなれば動揺もする。
｢大将さん、この蛇たちをどうにかっ！！｣
｢っ、分かってる！｣
Aが大将に向かってそう声を上げる。彼は僅かに顔を歪めながらも、直ぐにこう叫んだ。
｢
神の御言葉と言うだけあって、その言葉は質量を持ったように重く鋭い。従わなければいけない、と頭が本能が警告をだす。
それと同時に、今まで猛威を振るっていた蛇たちが、嘘のようにピタリと動きをとめた。
そして大将は地を這うような声でこう続ける。
｢…………おい、居るんだろ…………
その名前を聞いて、ついて来た戸美神社の面々は苦しそうに顔をゆがめた。
そして、暫くの間の後。
静まり返る森に、落ち着いた声が響く。
｢……………はい………大将様｣
そう言って木々の影から姿を現した彼は、特徴的な髪型に気だるげながらも芯のある眼差し。
戸美神社の使いの一人、潜尚保だった。
……To be continued
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空閑(プロフ) - 面白すぎていっきに読んじゃいました！続き楽しみにしてます (2020年9月28日 5時) (
レス) id: 3bb5fe966c (このIDを非表示/違反報告)
おかか。ですか？ - 久し振りの更新!!!!ありがとうございます!!!!面白い！続き気になる！それ故語彙力無くなる！すんません！更新頑張ってください！次も待ってます！ (2020年9月23日 20時) (レス) id: 0ecde9d0b0 (このIDを非表示/違反報告)
KIKU(プロフ) - 好きなジャンルのものが続いてると嬉しいです！次も待ってます！ (2020年9月7日 0時) (レス) id: 7c9d0c9043 (このIDを非表示/違反報告)
おかか。ですか？ - うおーー！久し振りの更新ありがとうございます!!!!何ゆえ3人は襲われとるんや!?しかもヤバそう!?すっごく続き気になります！無理せん程度に頑張って下さい！楽しみに待ってます!! (2020年9月6日 20時) (レス) id: 0ecde9d0b0 (このIDを非表示/違反報告)
冬桜(プロフ) - 今まで読んできたハイキューの小説の中で一番面白いです！更新頑張ってください！！ (2020年8月31日 22時) (レス) id: e2ae2aafdb (このIDを非表示/違反報告)
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