能力 196 ページ47
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｢っ！！！｣
雨のように降りそそぐ蛇に全身に鳥肌がたった。
山形の盾と、リエーフの水化能力で飛びかかってきた蛇を受け止めつつすぐさま白布と月島が剣で切り断つ。
そのあとは飛んできた奴らを切りまくるものの、どうしても隙は出来てしまう。
｢っ！山形さん！！｣
｢うおっ！｣
山形の隙に襲いかかる蛇に向かって人形を投げつける白布。その人形は空中で体勢を整えると小さな果物ナイフで蛇を切り裂いた。
人形操作、白布の能力だ。
｢っ！｣
｢よっ、ほっ！！｣
月島とリエーフは二人で協力………しているように見えるが、剣を振るう月島の周りを美しくも邪魔くさく流れるリエーフに月島が怒鳴りつけた。
｢ちょっと！！僕の周でチョロチョロ水にならないでくれる！？｣
｢ええっ！ツッキー酷いっ！｣
そう言い合うものの、やはり龍堂の生徒、敵の息の根はしっかりと仕留めている。
しかしあまり戦闘向きではない月島は、相手にもそれがバレており狙われている。彼に襲いかかる蛇をリエーフが盾になり噛まれたあと直ぐに水化して止まったところを切り捨てていた。
｢切っても切っても、キリねぇな！……おらっ！｣
山形の叫びにみんなも同意した。
切っても切っても切っても切っても次から次へと出てくる
月島はそんな中でも冷静に考えていた。
これだけ大量の蛇が居るというのに、全員(？)が全員襲いかかることをせず、数と陣形を保って隙をついてくる。
蛇ごときにそんな芸当出来るわけないのだ。
｢(この蛇を操る黒幕が、どこかに居るはずっ！)｣
月島はソイツを探しながら、目の前の敵を正確に斬る。だが、流石の彼も完璧ではない。体力も削られ、思考が煮詰まれば動きも鈍る。
｢っ！！！ツッキー！！！｣
｢はっ！？｣
リエーフの声に月島は思考が止まる、と同時に自分の背後に迫る
この距離、スピード、駄目だ避けられない。
＿＿＿＿ドンッ！！！
鈍い音がした。
一瞬何が起こったのか分からなかったが、自分の視界が傾き、浮遊感があるのを感じて、リエーフが自分を突き飛ばした音だと分かった。
｢っ、らぁ！！！｣
月島を突き飛ばしたリエーフの腕に蛇が噛み付く。しかし彼は自分の腕を水に変化させ、蛇を外すとそのまま切った。
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空閑(プロフ) - 面白すぎていっきに読んじゃいました！続き楽しみにしてます (2020年9月28日 5時) (
レス) id: 3bb5fe966c (このIDを非表示/違反報告)
おかか。ですか？ - 久し振りの更新!!!!ありがとうございます!!!!面白い！続き気になる！それ故語彙力無くなる！すんません！更新頑張ってください！次も待ってます！ (2020年9月23日 20時) (レス) id: 0ecde9d0b0 (このIDを非表示/違反報告)
KIKU(プロフ) - 好きなジャンルのものが続いてると嬉しいです！次も待ってます！ (2020年9月7日 0時) (レス) id: 7c9d0c9043 (このIDを非表示/違反報告)
おかか。ですか？ - うおーー！久し振りの更新ありがとうございます!!!!何ゆえ3人は襲われとるんや!?しかもヤバそう!?すっごく続き気になります！無理せん程度に頑張って下さい！楽しみに待ってます!! (2020年9月6日 20時) (レス) id: 0ecde9d0b0 (このIDを非表示/違反報告)
冬桜(プロフ) - 今まで読んできたハイキューの小説の中で一番面白いです！更新頑張ってください！！ (2020年8月31日 22時) (レス) id: e2ae2aafdb (このIDを非表示/違反報告)
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