能力 161 ページ12
白布side
｢………なんだこれ｣
目の前にそびえ立つ立派な
｢あ、名前がありますよ｣
白布が門の近くで見つけた蛇の石像が乗った柱的な物に名前が書いてある。
｢お、どれどれ………
｢神社ってのは、日本固有の宗教である神道の信仰に基づく祭祀施設ですよ。俺も本で読んだだけなので詳しくは知りませんが……でも初めて見ました｣
白布はそう言って目の前の建物を感心したように見つめた。
なんだかここだけ空気が違うような気がする。
それに、白布の尊敬する牛島の祖国とも言える日本の文化だ。見れて嬉しいに決まってる。
｢おい、水があるぞ。ご丁寧に水すくうやつまである｣
｢……手を洗うんですかね？｣
白布が適当に言った事が正解だとも見ず知らず、彼らはとりあえず先に進む。そしてここで
｢建物の中になんかあるな、てかこの箱なんだ？｣
｢分かりません。でも……｣
そこまで言って白布は口を止め、建物の中を見つめる
白布の心は今までに感じたことのない
｢……？どうした？｣
｢……なんか、ここは、凄く神聖な場所な気がします｣
｢は？｣
｢じ、ぶんでも何言ってるのか分かんないんですけど……なんか、ここは能力とかそれ以上の力がある気がして………っ｣
とても悲しくて寂しい中にある優しさの様な感情が白布の中に入り込んでくる。すると、白布はその感情に当てられ、色素の薄い綺麗な目からポロポロと涙を零した
｢っ、白布！？大丈夫か？？｣
｢っ、ぐすっ、大丈夫です。っ、すみません｣
慌てる山形。白布は大丈夫と彼に言いながら理由もなく溢れる涙を雑に擦った
何故かは全く分からないがとてもとても悲しいのだ。
心臓が絞られるように締め付けられ胸が苦しい。
｢さぁ、行きましょう。これは岩泉さん達にも報告しなければ｣
｢っ、そ、そうだな｣
そう言って二人はさっさと鳥居を抜け、来た道を戻って行った
古来から白い動物は神の使いと言われている。
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空閑(プロフ) - 面白すぎていっきに読んじゃいました！続き楽しみにしてます (2020年9月28日 5時) (
レス) id: 3bb5fe966c (このIDを非表示/違反報告)
おかか。ですか？ - 久し振りの更新!!!!ありがとうございます!!!!面白い！続き気になる！それ故語彙力無くなる！すんません！更新頑張ってください！次も待ってます！ (2020年9月23日 20時) (レス) id: 0ecde9d0b0 (このIDを非表示/違反報告)
KIKU(プロフ) - 好きなジャンルのものが続いてると嬉しいです！次も待ってます！ (2020年9月7日 0時) (レス) id: 7c9d0c9043 (このIDを非表示/違反報告)
おかか。ですか？ - うおーー！久し振りの更新ありがとうございます!!!!何ゆえ3人は襲われとるんや!?しかもヤバそう!?すっごく続き気になります！無理せん程度に頑張って下さい！楽しみに待ってます!! (2020年9月6日 20時) (レス) id: 0ecde9d0b0 (このIDを非表示/違反報告)
冬桜(プロフ) - 今まで読んできたハイキューの小説の中で一番面白いです！更新頑張ってください！！ (2020年8月31日 22時) (レス) id: e2ae2aafdb (このIDを非表示/違反報告)
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