能力 45 ページ45
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そして授業終了5分前
｢おし、そろそろ授業も終わるし引き上げるぞ｣
｢はい｣
黒尾さんの言葉に返事をして、後ろ髪引かれながらも観客席を後にした
｢どうだった。なんか参考になったか？｣
旧闘技場への帰り道、黒尾さんがそう聞いてきた
私は興奮気味に答える
｢はい、本当に、見てよかったです！｣
本当に収穫は沢山あった。
間のとり方や刀の使い方に新しい戦法
きっと一人では気づかなかった事ばかり。
誰かに教えてもらうのも学習だが、目で見て盗み学ぶ。それも立派な学習のひとつなのだ。
｢ならなら！帰ってから早速練習しませんか！？｣
元気にそう提案する日向
あぁ、私も試したいことやりたいことが沢山ある。
早く刀を握りたい……！！
｢いいねぇ！今度こそぎゃふんと言わせてやるｯ！｣
｢早く闘技場戻りましょう！｣
影山も珍しく食い気味にそう言うものだから、きっと彼らの剣術を見て何か感化されたんだろう。
｢急ぎましょう！Aさん！黒尾さん！ほら影山も！！｣
そう言って走り出す日向
｢ちょっ、フライングだｯ！日向ボケェ！！｣
それに怒りながら着いて行く影山の姿を見て、私と黒尾さんはいつものその光景に笑った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
No side
Sランクの剣術の授業が終わり、牛島若利の元に赤毛の男性が近づいた
｢ねぇねぇ、若利くーん｣
｢どうした天童｣
牛島とはまるで正反対のような天童と呼ばれた男性は、ニヨニヨしながらさっきの事を喜々として話した
｢なんか偵察されてたネ！若利クン！｣
｢そうだったな｣
｢ありゃりゃ、気づいてたのー？｣
｢あぁ｣
天童も牛島が見られている事に気づいていると気づいてた。なのでそこまで驚くことでもない。
｢あの新しくDに来た子。なーんか怪しいヨネ〜｣
｢何故だ？｣
｢えぇー？だって見えないんだもん｣
あいつの心。
そう続けながら口を尖らせ牛島の隣を歩く彼
｢俺さ、ちょーっと興味本意で会話を聞きに行ったんだけど……あの女、若利クンと同じ日本刀使うらしいじゃん？｣
天童がそう言うと、牛島は腰に携えていた日本刀を見つめこう言った
｢………確か、名前はAAと言ったな｣
｢ん？そーそー｣
牛島は一瞬黙り込むも、直ぐに前に向き直った
その様子を見て天童は口角が上がる
｢(へぇ、若利君気になるんだ)｣
天童覚の能力は名前の通り『 覚 』
相手の心を読むことが出来るのだ。
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0xx38t550360m7h(プロフ) - 甘納豆さんの作品大好きです!これからも頑張ってください! (2020年3月9日 12時) (
レス) id: 70db7652be (このIDを非表示/違反報告)
コアラランド(プロフ) - い､一体夢主ちゃんの後つけてたのは誰なんだ(;･∀･) (2020年1月10日 22時) (レス) id: 5b9d17e3ea (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ(プロフ) - 26ってもしかしてにr((面白いです！！パロ系の話大好きなので頑張ってください！！ (2019年12月22日 10時) (レス) id: 86e8f7f917 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！無理しない程度で頑張ってください (2019年12月19日 23時) (レス) id: 398e0a716f (このIDを非表示/違反報告)
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