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能力 34 ページ34

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「飛ぶ…………ッて、そうゆうことか!」



私は助走を付けて思い切り踏み込みジャンプした
影山は剣を構え、私はその剣の上に器用に着地


そして、影山はバットでボールを打つ要領で剣を振り、プラス剣越しに水の能力を加える。

剣越しになら私の無効化も発動しないので、影山の能力の威力をそのまま私に伝えられる。




文字通り、私は高く速く、遠くへと







" 翔んだ "








それなりの距離があったにも関わらず、一瞬でそれを詰めて夢川の背後へ来た。私はそのまま彼女に向かって刀を振りかざす

さすがに真剣で斬ると死んでしまうので、鞘と刀を紐で括りつけて抜けないように止めてある。


これで強く叩けば気絶くらいはするだろう。





「逃げんなッ!!!」


「ッ!!」




バキィッ!!




木の鞘をうなじから背中の辺りに叩きつけ、そう音が響き彼女は気を失ってしまった


私はと言うと、流れるまま地面にスライディングという名の着地を決め、服が土まみれになった



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



その後はトントン拍子で進み、夢川まどかは警察にお世話になることになった。彼女の動機は不明である。


そしてついでに私たちも依頼完了。
大成功と連絡を入れて今日中に学院に戻ることになった




そして行きと同様、依頼メンバーと足並み揃わず山を歩いて帰っていると、二口がガミガミと私に怒ってきた


「お前さ、なんなの!?あんな作戦とも言えねぇ様な行動!!あぶねーだろうが!」

「いやいや、毒は効かなかったし大丈夫だって」

「だとしても針が刺さりまくってたろ!?しかも回復効かねぇし!」

「そりゃあ無効化ですし、おすし」



そんなギャグを入れたら、青筋浮かべられながら左頬をつねられた。めちゃくちゃ痛い。

私が痛い痛いと声を上げていると、ニロは意外にも影山に話しかけた


「お前も、いきなり " 飛ぶぞ " とか言われてビビったろ」

「まぁ、はい。」



確かにあれはいきなりだったし驚かない方が可笑しい。でも、



「でも、出来たじゃないか」

「はぁ?」


二口がそう声を上げるも私は止めない
これだけは影山に言っておきたいのだ。



「影山があの時無理だと言ったことも、誰かと協力する事で可能になる。お互い出来ないこと悪い所を補って支え合って強くなる。………それが仲間ってやつだよ。案外、悪いもんじゃないだろ?」



「…………うス」



影山はそう小さな声で返事をした

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0xx38t550360m7h(プロフ) - 甘納豆さんの作品大好きです!これからも頑張ってください! (2020年3月9日 12時) (レス) id: 70db7652be (このIDを非表示/違反報告)
コアラランド(プロフ) - い、一体夢主ちゃんの後つけてたのは誰なんだ(;・∀・) (2020年1月10日 22時) (レス) id: 5b9d17e3ea (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ(プロフ) - 26ってもしかしてにr((面白いです!!パロ系の話大好きなので頑張ってください!! (2019年12月22日 10時) (レス) id: 86e8f7f917 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 続き楽しみにしてます!!無理しない程度で頑張ってください (2019年12月19日 23時) (レス) id: 398e0a716f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:甘納豆 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2019年12月2日 21時

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