ズル賢い 107 ページ10
坂之上｢ｯ！！やったわね！！｣
彼女は目を見開いて、殴られた方の頬を手で抑える
そして、してやった様な顔でそう叫ぶ
そう、殴った。……だからなんだ？
｢はい。殴りましたよ？……だからなんだって言うんです？｣
坂之上｢ｯ、女に手をあげちゃいけない！！でもあなたは私を殴った！｣
｢先に殴りかかってきたのはあなたでしょう？それに……男ならまだしも、女が女に手をあげちゃいけない……なんて誰も言ってません｣
そう、あくまで男が女に手をあげるのはタブー
なら、女同士の殴り合いに持っていけばいい
坂之上｢はｯ！？…そんなの、屁理屈よ！｣
｢屁理屈でも、事実です｣
私はそう淡々と答えた
｢男女平等を歌う世の中、組同士の喧嘩、学年タイマン、なら………姫タイマンも認めてくれますよね？｣
そう言って彼女の目を見すえた
坂之上｢ヒｯ｣
｢まさか……狼虎、キツネの姫たるものが……逃げるなんて、無いですよね？？｣
そう言うと、彼女はキツネの人達に助けを求める様に視線を送る。しかし、さっきの今、彼女と視線を合わせる者など誰一人居なかった
そして、キツネのリーダー北さんがこう言い放った
北｢坂之上、売られた喧嘩は買うんが俺らや。さっきのことも、ちゃんとケジメつけぇ｣
坂之上｢ｯ、北さｯ……｣
北さんのその言葉は、早く行け。ちゃんとやられてこい。そういう風にも聞こえた
彼女はまさかの返事に驚きを隠せていなかった
そして、
坂之上｢ｯ………アンタのせいよ……アンタが居なけりゃこんな事には……！｣
｢こんな事になりうる可能性を作ってしまったあなたが悪い｣
坂之上｢うるっさいｯ！！！｣
坂之上さんは狂ったように襲いかかってくる
私は彼女の両手を掴み背中に回り込む。捻りあげた後あの時と同じ技を彼女にかける
坂之上｢ちょｯ！離して！！アンタ！！何やって！！いい加減に……に………！ｯ……はｯ……！｣
私は彼女の首のある部分を指で押し付ける
すると、彼女は段々と意識を朦朧とさせ、ついには眠るように倒れた
倒れる体を支えながらゆっくりと床に寝かせる
天童｢あぁ〜！あの技は〜！｣
白布｢……チｯ……｣
及川｢え、何あれ。怖い……｣
シラトリの人達は懐かしいような目でこの光景を見つめる
北｢お前、坂之上に何したんや…｣
北さんは驚きながらも低い声でそう問いかける
まぁ、初見は首を絞めたように見えるだろう
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光陰矢のごとし(プロフ) - めっちゃ面白かったです！感動の嵐でした笑（意味不）もっとこの作品を早く知っていれば…川西endを絶対リクエストしていたのに…！！もうホントに後悔しかないです…（泣） (2023年4月4日 11時) (
レス) id: 04bb5063ad (このIDを非表示/違反報告)
えるるるる(プロフ) - 本当に貴方様の小説が大好きです。どれもパロで細かく作るのはとても難しいのに。キャラの配置や主人公の性格など、本当に凄いです。大好きです。もっと伸びてもおかしくない。 (2022年4月15日 0時) (レス) id: 80c508f955 (このIDを非表示/違反報告)
梦雨 - まじで面白かったです…！物語の作り込みや伏線がすごくて、一気に全部読んでしまいました！笑 ほんとに感動しました、素敵な作品をありがとうございます！！！そしてお疲れ様でした！ (2021年8月26日 18時) (レス) id: 508416840e (このIDを非表示/違反報告)
元気に生きていたい！ - 好きすぎてやばいです！語彙力がなくなりました。一気に見たんですけど面白すぎました！！！いい作品を作ってくださってありがとうございます(*´∇｀*) (2021年8月26日 18時) (レス) id: 0301fd6d5d (このIDを非表示/違反報告)
甘納豆(プロフ) - ☆こらしょ☆さん» コメントありがとうございます！夢主の戦い方について一応設定はあるのですが、書く機会がなくて……（汗）また時間があれば書こうと思います。お褒めいただき嬉しいです…！私が在り来りな話があまり好きじゃないので、頑張りました（笑） (2021年4月26日 9時) (レス) id: f85dcebcdc (このIDを非表示/違反報告)
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