ズル賢い 102 ページ4
｢はぁ……はぁ……｣
フクロウが足止めをして居るのを後ろに、私達は階段を駆け上がる
あぁ、すぐ息が上がる。体力付けなきゃなぁ…
そんなことを考えながら足は止めない
2階から上まで一気に行こうとしたが、３階に行く階段は閉ざされていた。つまり、廊下を歩いて向こう側にある階段から、また2階から３階に向かわないといけない訳だ
多分、時間をかけさせるためだろう
その間に私たちのことを上に伝えるのか…？
黒尾｢おい、待て｣
そんな時、黒尾さんが私の腕を引く
その衝撃で体が後ろに動く
｢なんですか…？｣
急いでる所を止められて少しイラつきながら返してしまう
黒尾｢さっきの今だ。お前らは後ろ…いや、真ん中に辺りに居た方が良いだろ｣
そう言って自分の後ろを指さす
さっき、と言うのはスタンガンのことだろう
少し考えて、私は頷いた
すると
？｢お、きたきた｣
落ち着いた声が聞こえた
そこに立っていたのは、組の頭感が半端ない丸刈りの人
山田｢この人たちはツバキの人達｣
｢……ツバキ｣
確か、あの落ち着いた人が組のリーダー、越後栄
なるほど、これは本当にカードゲームだ
相手の敵をどのチームで倒すか。そして、この間にどれだけ進めるか
ツバキはここの組の中でも真ん中くらい
なら…………
ニロ｢はぁ…ま、俺達が行くとこか…｣
｢え、あ、二口さん｣
ニロ｢分かってるよ。でも、この先もっと手強いやつが居るからな。………ウシワカや及川さんは取っておきたいだろ｣
後半、私にしか聞こえないように声のボリュームを抑えるニロさん。彼にとって、いや、彼らにとって後半は認めたくない事だろう
でも、それは事実。
私は返す言葉が見つからず、少しうつむいてしまった
ニロ「おい、顔上げろよ。少なくとも、龍王のリーダーはお前だ……ちゃんと前見ろよ」
そう言ってニロさんは私の頭をくしゃくしゃに撫でた
私が龍王のリーダー…？そんな訳がない。
龍王のリーダーは牛島さんだ
しかし、私が言い返すよりも先にダテの人たちは前に出ていた
ニロ｢お前には本当に救われた。……だから、今度は俺達が救う番だ…！｣
そう言うと同時にダテの人たちがツバキのメンバーに殴り掛かった
「ｯ！！二口さん！？」
私が反射的に呼び止めようとした時、誰かに右手を掴まれる
牛島「A。ここはあいつらを信じてやれ」
牛島さんが私の目を見ながらそう言った
更新じゃなくてごめん。でも、見て欲しい。→←ズル賢い 101
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 411人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
光陰矢のごとし(プロフ) - めっちゃ面白かったです！感動の嵐でした笑（意味不）もっとこの作品を早く知っていれば…川西endを絶対リクエストしていたのに…！！もうホントに後悔しかないです…（泣） (2023年4月4日 11時) (
レス) id: 04bb5063ad (このIDを非表示/違反報告)
えるるるる(プロフ) - 本当に貴方様の小説が大好きです。どれもパロで細かく作るのはとても難しいのに。キャラの配置や主人公の性格など、本当に凄いです。大好きです。もっと伸びてもおかしくない。 (2022年4月15日 0時) (レス) id: 80c508f955 (このIDを非表示/違反報告)
梦雨 - まじで面白かったです…！物語の作り込みや伏線がすごくて、一気に全部読んでしまいました！笑 ほんとに感動しました、素敵な作品をありがとうございます！！！そしてお疲れ様でした！ (2021年8月26日 18時) (レス) id: 508416840e (このIDを非表示/違反報告)
元気に生きていたい！ - 好きすぎてやばいです！語彙力がなくなりました。一気に見たんですけど面白すぎました！！！いい作品を作ってくださってありがとうございます(*´∇｀*) (2021年8月26日 18時) (レス) id: 0301fd6d5d (このIDを非表示/違反報告)
甘納豆(プロフ) - ☆こらしょ☆さん» コメントありがとうございます！夢主の戦い方について一応設定はあるのですが、書く機会がなくて……（汗）また時間があれば書こうと思います。お褒めいただき嬉しいです…！私が在り来りな話があまり好きじゃないので、頑張りました（笑） (2021年4月26日 9時) (レス) id: f85dcebcdc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
