ズルくても勝てば良いんだよ。勝てば 3【HQ不良パロ】

ズル賢い 123 ページ26

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｢……でも……｣


何も言えず下を向く
やはり私にボスなんて出来ない


実力もない
力もない
学力が長けている訳でも
飛び抜けた容姿でもない


なのに、何故？



すると、





北｢何をそんなに迷う必要があんねん｣

｢……北さん…｣


北さんのよく通る声が聞こえた
私は バｯ と顔を上げる


北｢勿論俺達もサポートするし、心配は要らん。

たとえ実力がなくても、力がなくても、俺らみんなが認めたリーダーや。


ちゃんと前向いて仲間を信じたらええやろ｣


｢……信じる｣



北さんの言葉は一つひとつが重い
心に落ちてきてじんわりと響くのだ


私はひとりじゃない



そう思ったら何も怖くなくなった









｢………私で良いんでしょうか？｣


牛島｢あぁ、少なくともここに居る全員がそれを望んでる｣



牛島さんが確かな言葉で伝えてくれる


こんな出来損ないの私でいいのなら…！



｢……こんな私で良いのなら…


よろしくお願いします………！｣





そう言ってその場で立ってお辞儀をした
すると、教室にいたリーダー達の拍手が鳴った


嬉しさ、感動、恐怖、不安
あらゆる感情が渦巻いて


とても、とても泣きそうだった








そしてここに、東京の不良達全てを取りまとめる


＿＿＿女番長が誕生した。




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その後、

リーダーの方々にお礼を言って、用事がある！とその場を走り去った







私は直ぐにカラスの教室に向かった


思い切りドアを "バァン！！" と開ける
すると、そこには……




谷地｢ｯ！！Aちゃん！！｣

｢やっちゃん！！！！｣


私は思いやっちゃんに抱きついた
あ、いい匂いがする(((殴


｢何も、何もされてない？！｣

谷地｢うん！Aちゃんのおかげだよ！！本当に、本当に！！｣


そう言ってポロポロと泣き始めるやっちゃん
泣かないでぇ！！！私まで泣いてしまうぅ！！！


｢や、やっちゃんが無事で…よ、がった……ゔぅ…｣

谷地｢ゔぅ、A…ちゃんまで…泣かないで！｣



しばらくそう言い合いながら泣いていた






そして、そこに大地さんがやってくる


大地｢用事って、そう言うことだったのか…｣


そう言ってヤレヤレと肩を掠める
私にとっては大事なことなんです！


スガ｢あ、大地〜、会議ってなんだったの〜？｣



菅原さんが大地さんにそう問いかける






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