夏の思い出 ページ49
「及川、それ、、」
黒尾さんがそのお守りを見て声を上げる
何か大事な物なのだろうか？
「、、及川さんは大丈夫なんですか？」
赤葦さんが及川さんにそう問いかける
及川さんは、へらっと笑いながら
「俺は慣れてるからね、大丈夫。今これを持つべきなのはAちゃんだよ」
そう言って彼は私の手にそのお守りを握らせた
私は悪いと思って返そうとする
「悪いですよ、大事な物なんですよね、、？」
「だめ、持ってて……ね？」
そう整った顔で威圧的に言われるものだから押し黙ってしまう。私は力なく頷いてそのお守りを握り締めた
｢ありがとう、、ございます…｣
そして私が帰る時、黒尾さんと及川さんは主将会議があるらしいので赤葦さんに送ってもらう事になった
｢あの、送ってもらってありがとうございます…｣
｢ううん、大丈夫だよ｣
そうお礼を述べながら歩いていると、横断歩道の信号が赤になったので止まる
｢そう言えば、なんで赤葦さんがあのメンバーに居たんですか？｣
思い出し様に問いかける
すると、赤葦さんは少し渋る様な様子を見せたが理由を言ってくれた
｢……あぁ、うん……実は……この前ドラッグストアで会った時の帰り、、｣
そう言ってる時、信号を見つめてる赤葦さんの目が大きく見開かれた
なんだろう？と思って私も信号を見た時、私も絶句した
信号が紫色に光っているのだ
｢あ、、と……｣
私がなんて言えばいいのか固まっていると、赤葦さんがガシッと私の腕を掴んで今来た道を戻る
なんで赤葦さん、戻って？
そう思った時ある可能性を思いつく
…………あれ？
もしかして赤葦さんも紫の信号が見えてる？
私の腕を掴んで前を歩く赤葦さんに問いかける
｢あの、もしかして赤葦さんも……信号が……｣
｢………ｯ…うん…｣
そう息をつまらせながら苦しそうに答えた
それを聞いて思う、やっぱりあの第二話の男子高校生は……
そう思いながら私達は遠回りして叔父さんの家へと向かった
.
｢……あの、ありがとうございます｣
｢ううん、｣
家に着き、お礼を述べるも赤葦さんは俯きながら返した
あの信号を見たあとは何だか色々来るものがある。
.
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煌(プロフ) - 色の本シリーズの作品作ってる方初めて見ました！更新楽しみにしてます！ (2020年4月2日 14時) (
レス) id: ca10bf24cf (このIDを非表示/違反報告)
二次元好きな甘党 - 色の本シリーズこの間図書室で見つけて読みました!面白かったです! (2019年11月17日 17時) (レス) id: ea092a75bc (このIDを非表示/違反報告)
青兎 - ホラーがものすごく怖いのに続きが気になって見てしまう〜！！ (2019年8月22日 14時) (レス) id: d50d29b004 (このIDを非表示/違反報告)
なーな@きゅうり(プロフ) - やばいめっちゃ怖い(私もホラーダメだけど見たw) (2019年8月21日 13時) (レス) id: 3e3ede44b2 (このIDを非表示/違反報告)
みぃむぅ(プロフ) - あぁ怖ァあ！！(ホラーダメなのに見る) (2019年8月17日 23時) (レス) id: 292ec018f1 (このIDを非表示/違反報告)
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