監督生とモブ. 【ツイステ】part2

ななじゅうわ ページ23

Aside




ﾌﾛｲﾄﾞ「…あはっ♡なにそれちょーーー面白そうじゃん！」



ｼﾞｪｲﾄﾞ「…フロイド」



『(…うげ)』



先程までなんとなくで私の話を聞いていたであろうフロイド・リーチが突然身を乗り出してそう発言をした。



ｱｽﾞｰﾙ「…お前が興味を持つとは思いませんでしたよ」


ﾌﾛｲﾄﾞ「だってぇ、顔を見れればこいつ(私)の弱みを握れるってことでしょぉ？…あはっ、最高じゃん」


ｼﾞｪｲﾄﾞ「…おやおや」



『……』


ジェイド・リーチは"楽しそう"に眉毛を下げながら言った。

……なにを言ってるんだ？となるかもしれないが事実なのだ。

楽しそうに眉毛を下げるなどどれだけ器用なウツボなのか。


いやはやしかし、私からすれば到底"おやおや"で済まされる問題ではない。
彼(ｼﾞｪｲﾄﾞ・ﾘｰﾁ)にいい意味でも悪い意味でも興味を持たれたらもう"モブ"としての生活はできなくなるに等しいだろう。


誰よりも気分の浮き沈みの激しい彼だが、興味を持てばそれには飽きるまで一直線である。



『……なんであなたたちに見せなくちゃいけないんですか』


ﾌﾛｲﾄﾞ「は？？？顔ぐらい見せてもよくね？？」


ｼﾞｪｲﾄﾞ「…フロイド、あまり威嚇しないでください。……Aさん、あなたもきっと"仲間"がほしいでしょう？」


『……？』



私はフードを深く被りながら なにを言ってるんだこいつは と言ったような顔をする。

仲間などモブには必要ないしそもそも仲間とはなんのことなのか。


私は眉間にシワをよせた。


ｱｽﾞｰﾙ「…ああ、ラギーさんたちでは不安でしょう？？慈悲深き僕が…いえ、僕達があなたを守ってあげると言っているのです」



『……話のつながりが見えないんですが』


ｱｽﾞｰﾙ「…おや、僕が思っている以上にあなたは馬鹿だったようだ。…………ｺﾞﾎﾝ、いえ、この僕が丁寧に教えて差し上げましょう」




『………』




『(……ああ、)』




彼らとの会話は苦手だ。
こちらがなにを言っても正論で返され、なにもかも一つ上をいかれる。

全て彼らのペースに流されてしまう。



『(……もう彼らと関わった時点で)』




『(…私の負けなのかもしれない)』









最悪だ。









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この小説の評価がpart1を超えました。
びっくりしましたね()

皆様本当にありがとうございます…！

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