ごじゅうわ ページ3
Aside
ﾗｷﾞｰ「……ジェイドくん、パンは拾ってくれてありがとうございましたっス。でもオレ達急いでるんで」
ｼﾞｪｲﾄﾞ「……ええ。それではまた」
ジェイド・リーチはそう言って微笑んで私達の前から去っていった。
『……』
ジェイド・リーチは本当になにがしたくてなにを考えているのかわからない人だ。
私は思わずフードの下で顔をしかめる。
ﾗｷﾞｰ「って本当に急がなきゃやばいっスよ！！！レオナさんの機嫌が悪くなる前に行くっスよ！！」
ラギーさんが慌てながらそう言う。
『……はぁい』
私は"そうだった"と思い返事をする。
私はこれからレオナさんとラギーさんとお昼を食べるのだ。
ジェイド・リーチの
私達はレオナさんの機嫌が悪くなる前に、と植物園まで猛ダッシュで向かった。
(フードがなんで脱げないの？っていう疑問はなしですよ〜〜)
.
.
ﾚｵﾅ「随分と遅かったなあ？」
そしてついた植物園。
植物園に足を踏み入れてすぐにはレオナさんが立ちはだかっていた。
ﾗｷﾞｰ「い、いやー、これは色々事情が有りまして…」
ラギーさんが言葉を濁しながら言う。
そんなラギーさんを無視しているのか、レオナさんはなにも返事もせずに鼻をスンスンと、なにか匂いを嗅いでいるようだった。
ﾚｵﾅ「……お前らオクタヴィネルのやつと会ったのか」
『え"っ』
そうだ、忘れていた。彼はライオンだ。
匂いなんて嗅げば先程まで誰といたかなんてまるわかりである。
『(………本当にサバナクローの人たちはなにも隠せないな)』
味方に付ければ強いが、それこそ敵となってしまえばこれ以上厄介なことはないだろう。
私とラギーさんは同時にため息を"はあ"とついて先程までの1連の流れをレオナさんに説明した。
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ぬん(プロフ) - 素敵な作品でした！ (2023年4月7日 19時) (
レス) id: 855665461e (このIDを非表示/違反報告)
ネクロ雪だるまを食べる - 1日中読めてしまうほど、とても素敵な作品でした！！！ (2023年3月30日 23時) (レス) @page14 id: e0abe8e0bb (このIDを非表示/違反報告)
竹原紫祐 - 思いも寄らない展開で、一気読みしてしまいました！素敵ですね！ (2021年12月28日 18時) (レス) @page1 id: 065c29639b (このIDを非表示/違反報告)
桜鈴(プロフ) - 麗さん» 誤字の指摘ありがとうございます。訂正致しました！ (2021年6月6日 15時) (レス) id: ac844892e6 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 29ページ 本夢 これ誤字ではないでしょうか？ (2021年6月6日 12時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜鈴
| 作成日時：2020年7月30日 20時
