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よんじゅうきゅうわ ページ2

Aside




今はもう彼、ラギーさんが神様に見えた。
いやもう神様なのかもしれない。



私は今オクタヴィネル寮のジェイド・リーチに捕まっていて身動きが取れないでいた中、彼が助けに(?)来てくれたのだ。


神様と呼ぶほかないだろう。



ラギー「珍しい組み合わせっスねぇ?なにか話してたんスか?」


ジェイド「…ええ。少しばかり世間話を。……ねAさん」


そう私の名前を呼ぶ彼の顔は"はいと言え"と言ってるようにしか見えなかった。


『……ハイ』


私は彼の威圧に負け、そう返事をした。



そんな私達をラギーさんはあまり興味がなさそうに「…ふーん………?」と呟いた。



ラギー「……ま、どうでもいいっスわ。とりあえずオレ、Aちゃんに用事があるんでー」



ジェイド「…Aさんに、ですか?」


ラギー「そうそう。だから早く行こうぜ、Aちゃん」


『あ、はい…』



ラギーさんは私の腕を引っ張ろうとするが、私の両腕にはパンパンのパンが。


ラギーさんに引っ張られたことによりパンが何個か落下してしまった。



『(またか(・・・)…)』


思わずそう心の中で思う。


それはラギーさんも思ったようで"ヤベッッ"という表情をしていた。




ジェイド「……ラギーさん。女性をそんなに乱暴に扱ってはいけませんよ。……はい、どうぞ」


『ど、どうも……』



そんな中、パンを拾ってくれたのはジェイド・リーチだった。

彼の発言に対しラギーさんは「わかってるっスよ!!」と反論をするが、そんなラギーさんに無視してジェイド・リーチは





私の耳元でつぶやいた。









.









ジェイド「___________今日の放課後、もしお時間があればモストロ・ラウンジにお越しください」







『…!』









.

ごじゅうわ→←よんじゅうはちわ



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ぬん(プロフ) - 素敵な作品でした! (2023年4月7日 19時) (レス) id: 855665461e (このIDを非表示/違反報告)
ネクロ雪だるまを食べる - 1日中読めてしまうほど、とても素敵な作品でした!!! (2023年3月30日 23時) (レス) @page14 id: e0abe8e0bb (このIDを非表示/違反報告)
竹原紫祐 - 思いも寄らない展開で、一気読みしてしまいました!素敵ですね! (2021年12月28日 18時) (レス) @page1 id: 065c29639b (このIDを非表示/違反報告)
桜鈴(プロフ) - 麗さん» 誤字の指摘ありがとうございます。訂正致しました! (2021年6月6日 15時) (レス) id: ac844892e6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 29ページ 本夢 これ誤字ではないでしょうか? (2021年6月6日 12時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜鈴 | 作成日時:2020年7月30日 20時

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