その大好きは、結構です！

まるまるふわふわ ページ10

みやっちさんが悲しそうだけど
いいのかな？





裕太くんは全然気にする感じもなく
教室に向かってどんどん歩いてるし。





これが二人の普通なのかもっ！





友だちである裕太くんの情報一つ、
ゲットだぜ！
(今何か思い出したかもだけどスルーして？)






みやっちさんも友だち…なのかな？





そこらへんはあやふやなんだ。






裕「…ねぇ、宮田ってもうAちゃんの
友だちだったりする感じ〜？」




相変わらずふわふわだけどなんか顔が緊張
している感じ。





まさかだけど、私にみやっちさんを
取られるとか思ってる⁉





そ、そんなつもりはないしゴカイされたく
ないからここは…






A「いや、まだ…」





ゴカイは解きたいけどみやっちさんとの仲
を誤魔化したくはない。





これで大丈夫…かなっ？





裕「それホント⁉」





いきなり立ち止まって振り返る。





裕太くんの背中寸止めで私も立ち止まって
背の高い裕太くんを見上げる。





A「うっ、うん」





裕「そっ…かぁ…。ハハハッ！」





考えたと思ったら急にニパッと笑い出す。




裕「鼻と友だちになったげて？
もちろん二番目ねっ！」





二番目…？




あー！








つまり、みやっちさんの一番は裕太くんだから
私は二番目でもいいよって許可して
もらえたんだ！






A「うんっ！私、二番目の友だちっ」





やった！





初めてこんなに友だちできた！

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