その大好きは、結構です！

恋され男と恋 ページ44

太輔先輩side





渉「バイバイたいしゅけー」






太「フンっ…ば、バイバイ渉」






今日もカミカミの親友である渉と

教室で別れ、先生に押し付けられた

雑用をこなす。






あの先生たまたま目があったやつに

仕事押し付けるからなぁ…






ついてねー。






あ、ホッチキスの針なくなった。






職員室、行くか。






だるい足取りで職員室に向かう。






部活なかったから良かったけど…







あ、一応バスケ部のエースやってまーす。







そういえば…







一年の部員集めにシュートの体験させる

とか渉が言ってたな。







ちゃんと空気入ってっかな？







ガタッ







体育館のドアを開ける。







「調子乗ってんなよ！」








えっ⁉








今声聞こえたよな…






小さめの窓からそっと外を覗く。









…おいおいウソだろ。







イジメか、これ…







止めなきゃじゃん。







太「どしたの、大丈夫？」






倒れてる子に手を出してハンカチをあげる。







なんだ、弱い。






自分で言うのもなんだけどモテるんでね！







そんなことする人嫌い、その一言で

退散された。






で、自己紹介。








太「二年の藤ヶ谷太輔です」







あれ、この子って…






見たことある？







可愛い。






確か…









そうだ…









思い出した。









北山の幼馴染ちゃんだ。

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