幸せなら ページ47
ワッター先輩side
渉「まじで？」
太「おう///」
ついさっきAと太輔が付き合うことになった
んだって。
それを聞かされたオレはとっさにタマのことを
考える。
渉「タマには言ったの？」
太「え？うん、言ったよ」
あー、こりゃ落ち込んでるかな。
好き好き感が半端じゃなかったもん。
でも、流石にこれには太輔も気づくよね？
渉「ね、たいしゅけはタマの気持ちって…」
太「タマもAが好きってこと？」
え！！
渉「たいしゅけ、知ってたの！？」
太「アレは顔とか行動に出すぎだから」
やっぱり、太輔は本気なんだ。
基本、本気で女の子を好きにならない太輔が
初めて女の子を本気で好きになったんだ。
それで、両思い…
さすがだよ、我が親友。
太「でも、渉のことも大事だからねっ！」
…
渉「たいしゅけっ！」
やっぱりお前はサイコーだ…
太「…ふっ」
え？
太「た、たいしゅけっ…」
ピシーン！
渉「たいしゅけー！？」
笑った！！
滑舌良くないの気にしてるのに！
太「ごめん、ごめんって！」
渉「許しがたい！」
太「お、言えた！」
渉「ふっふっふー！」
宏「ちょ、よこーさんいいすか？」
え？
すぐ後ろに北山。
ちょっとキレ気味だから、ずっと呼んでたんだろう
渉「え？いーけど、太輔は？」
宏「藤ヶ谷は、はずしてくんねぇ？」
こらっ、先輩相手だぞ？
そう言いたいけど、いつものチャラチャラした北山
じゃ全然なかったから。
太輔も
太「…わかった」
これしか言えなかったんだと思う。
渉「で、なに？」
宏「A…藤ヶ谷と付き合っただろ？」
なんで知ってんだろ？
はっ、立ち聞き！？
宏「立ち聞きとかしてねーから」
あっ、そうか。
渉「じゃ、なんで知って？」
宏「だいたいあいつのことはわかる」
それが、太輔のことなのかAのことなのか
どっちかはよくわからなかった。
宏「それで、よこーさんにお願いがあって」
渉「なに？」
宏「ーーーー」
え…？
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作者名：苺パンダ | 作成日時：2019年1月3日 23時
